狭い思考に囚われて

最近、私にとっては嫌な感情に振り回されてばかりいた。
細かな出来事を分析し、
「あれはあいつの発言が原因だ」
「なぜあの人は自分に対して嫌な物言いをするのだろうか」
「結局、自分がポジティブ思考になろうとも周りに潰されては何の意味もないではないか」

というようなことばかり考えていた。

怒りに振り回されるな

世の中は不思議と、自分のやったことが自分に返ってくるものだ。
良いことをすれば良いことが、悪いことをすれば悪いことが。
嫌な感情になっている間はどうしても自分を守りたいから、相手の粗を探してそこを攻撃し、自分の正当性を保とうとしてしまう。ストレスのほとんど
は人間関係が原因だ!と声高に叫ぶのは良いと思う。実際私もそう思っている。しかし、単純に自分の技術不足を人間関係のストレスにすることは早計だ。
そんなことをその場しのぎで続けていけば、いつかきっと限界が来る。

本当の自問自答は自分をフラットにするための導き

自分の気持ちに聞いてみる。

「時間が経って落ち着いたか?」
「あの時お前はストレスを感じたと言ったが、お前が舐めた態度で事に当たろうとしていなかったか?」
「不快な言葉を投げかけられたと怒っていたが、本当に理不尽だったか?お前もまた、他の誰かに同じことを思ったり言ったりしている時がないか?」
「自分の行動が正しくまっすぐであると思い込みすぎていないか?」
「自分の技術不足をおべんちゃらで誤魔化そうとしていないか?」

自問自答を経て

驕っている部分が多かったと思う。個人に造園の仕事の依頼が来て、技術も伴わないのに他と肩を並べたような気になっていた。
仕事に自信を持つのと、解った気になって調子に乗るのは別の話だ。技術は至らないけれども精一杯施工して、解らないことがあれば素直に教えを乞う。これが自信を持って仕事をするということだ。
俺、できますから!で中途半端な知識を振りかざして指摘された恥を怒りに変換するバカが調子に乗っているということだ。

落ち着こう

冷却期間は必要だ。日々の些細な出来事であっという間にその時の怒りから解放されて大事な物事を理解し向き合える状態になる。

もし自分がこの考えになったとしても、毎日訳の解らないストレスに晒されて心身がくたばりそうなときはすぐにその環境から抜け出したほうがいい。
気づきと洗脳は近いところにある。
誰にでも当てはまることではないのかもしれないが、私は常に、限界が来たらすぐに今の仕事を辞めようと思いながら全力で仕事をしている。仕事を辞めたとてすぐに死ぬ訳ではないのだから。


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