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春を感じに〜アフタヌーンティー@ザ・リッツカールトン京都

「花より団子」ということわざがあるけれど、それって、まさにわたしのことね。

と、少しずつ暖かくなるこの季節になると思うのだ。

俗にいうアラサーというものになってから、花を愛でることも多少はある。気がむいたら、やすい切り花を一輪挿しにする程度だけれど。やっぱり、わたしはおいしいもので春を感じたいのだ。まずは、ね。

ということで、3月のはじめ頃にザ・リッツカールトン京都へ。宿泊もかねて、アフタヌーンティーを堪能してきた。

わたしにとって、ホテルのアフタヌーンティーは、非日常を感じられる特別なもの。

お食事が最高においしいのはもちろんのこと。自宅でおやつタイムをしているだけでは得られない、あらたな発見があったり、学びがあるのもおもしろいのだ。


では、アフタヌーンティーの紹介を。

今回いただいた飲みものは2種類。

1種目は、ウェルカムティーとしてアールグレイをいただいた。ホット、アイスが選べる。

見えづらいが暖炉もあって、落ち着ける空間

もう一種類は、メニューから好きなものをチョイス。その数、なんと25種類。紅茶だけでなく、中国茶、ハーブティー、コーヒー、ラテもあるし、ホットチョコレートまであるってよ。どうぞ、迷ってください、と言わんばかりのラインナップである。

ぞんぶんに迷った結果、わたしは、ホワイト ウンナン シルバー チップス という中国茶を。夫は、京都らしい抹茶ラテをえらんだ。

抹茶ラテ、甘さひかえめ

メニューはこちら。

さあ、アフタヌーンティーにすすもう。

まずはセイボリーから。

セイボリー5種

う、美しい…

先にケーキがきたのかな、って思ってしまうくらいの、彩りあざやかなセイボリーたち。

菜の花、桜、グリーンピース、桜海老、たけのこ、木の芽 etc…  セイボリーにも、こんなに旬の食材たちが散りばめられている。

左上のグリーンピースと桜海老のキッシュはとくにお気に入り。グリンピースに桜海老の塩気がたまらない。

これぞ、アフタヌーンティー!って感じのスタンドがお目見え。これが、ひとり一台くるので、一気にテーブルが豪華になる。


スコーンはプレーンと桜の2種類が、あたたかい状態でやってくる。わたしはケーキに飛びついてしまったので、食べるときには冷えていたけど…

最下段のクロテッドクリームと、ブルーベリージャムを添えて。わたしは、スコーンにはクロテッドクリーム必須!と思っているので、この王道スタイルはなんともうれしい。

さあ、お次はケーキ。


左上から時計回りに、

  • イスパハン

  • シュー フレーズ エ ピスターシュ

  • デジレ

  • タルト オ フレーズ エ ルクム

パステルカラーでそろえた、かわいらしいケーキたち。


左上のイスパハンは、ピエールエルメを代表作なので楽しみにしていた一品。この日、ピエールエルメ デビューのわたしは、やっと会えたねって心の中でごあいさつ。ローズ風味に、フランボワーズとライチを合わせたケーキで、甘酸っぱくて、きゅんとする。


右上のシュー フレーズ エ ピスターシュは、クリームにも、シュー生地にも、シュー皮のトッピングにも、ピスタチオが使われている。なんという徹底ぶり。あくまでも主張はしすぎず、上品。いちごの甘酸っぱいアクセントが効いてくる。

大きなひとくちでいけちゃいそうなサイズ感だったけど、それはもう、たいせつに、たいせつにいただいた。

この段階で、お腹がいっぱいになりつつあるが、最後にピエールエルメのマカロンとキャレショコラがやってくる。

マカロンってこんなにずっしりしてるものなんだね。中のガナッシュがたっぷりで、コロンとかわいい見た目に反して、なかなかの食べごたえ。


リッツカールトン京都のピエールエルメ アフタヌーンティー 、大満足でごちそうさま!!


最後に、お食事以外で感じたことをいくつか。

スタッフのさりげない接客

まず、スタッフの説明がとっても詳しく、ていねい。目の前のお食事に期待感MAX状態になるのだ。ケーキはもちろん一流品なんだけども、サーブしてくれるスタッフの説明が、いわば最後の仕上げのようになっているんだな。スタッフの説明はそこそこ長いんだけど、つまることとか、ほとんどなかった。流れるようで、すばらしい。ずっと聞いてたい。

これは一口でお召し上がりください、とさりげない声かけもうれしい。食べるのがむずかしそうなのがくると、ある意味ドキドキしちゃうから、地味に助かる。

飲みもののおかわりは、2種類とも可能。わたしが紅茶が少なくなったなぁと感じるほんの少しまえのタイミングで、さりげなくつぎ足してくれるスタッフの方。よくみてるなぁ。もちろん、食べ進めるにつれて、おかわりするかどうか、確認もとってくれるので、ご安心を。

お皿が白い、とにかく白い

今回のアフタヌーンティー、使用しているお皿、カップアンドソーサー、ポットすべて白だった。ちなみに、夕食、朝食も同じホテル内でいただいたが、一枚をのぞいて、ほぼ白いお皿だった。もちろん、一枚一枚デザインは凝っていて、おしゃれなものでしたが、ほぼ白とは。ただでさえ美しい食事やケーキが、いっそう引き立っていた。京都の落ちついた雰囲気を演出しているのかなあ。気になる。カップアンドソーサーがずっとほしくて、ずいぶん長いあいだ悩んでいるけど、やっぱり買うなら白ね!ようやく進展しそうである。


このアフタヌーンティーを楽しんだころは、まだ厚手のコートが手放せない時期だったが、その分、春を真っ先に感じられたという優越感で満たされた。季節のかわり目には、こうやって旬のものをいただくのっていいな。京都に行って一切の観光をせず、とことんホテルステイを楽しんだのも、またよかった。

やや背伸びする価格帯ではあるけど、その分満足感が大きいし、背筋もしゃんと伸びる。また季節のかわり目にまたいこう。



実は。

たのしみすぎて、予習までしていた。


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きおな
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