人間関係がもたらす禁断の果実 | “くれくれ君”にならないための3つの視点

こんにちは。ネットを何気なく徘徊していると、こんな言葉を見つけました

あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である。

You're The Average Of The Five People You Spend The Most Time With

──Jim Rohn

要するに、『朱に交われば赤くなる』という事です。確かにその通りだなと思います。

意識高い系の方々は、この言葉をさらに突っ込んで以下のように解釈されることもあるようです。

いかに人生で成功するかというのは、どんな人と一緒に過ごすかということに関わっている
《出典》life hacker
https://www.google.co.jp/amp/s/www.lifehacker.jp/amp/2012/07/120723success.html

説明は省きますが、私にとってこの2つは全く意味が違う言葉です。後者は、成功者に近づく事で、御利益にあやかるというコンセプトだと理解しています。

確かにデキる人の人間関係に組み込まれることで、ビジネスのノウハウやネットワークが拡がる可能性はあります。

『人は周りに影響を受ける』という考え方はスッと落ちるんですが、成功者に近付いたからといって、その人が成功するとは限らない気がしてます。まぁ当たり前なんですが。

そこでこのnoteでは、我々凡人が自身の人間関係によって受ける影響について少し考えてみたいと思います。

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君子の交わりは淡きこと水の如し

中学校の大嫌いな漢文の授業で以下の有難い言葉を教わりました。

君子の交わりは淡きこと水の如し
小人の交わりは甘きこと醴(れい)の如し

読んで字の如く、『賢い人の人間関係はサラッとしている』と理解しています。ちなみに醴(れい)とは甘酒の事です。

そもそもデキる人自体忙しいとか深追いしない性格だとか色々解釈はあるかもしれません。

また歳を取るに従い、コッテリした友人関係は胃が受け付けなくなる気がします。家庭や仕事、趣味、親族などケアする対象が増えていくことも要因の1つと言えるかも知れません。

私自身、人間関係に傾倒しすぎると良くないイメージがあります。人間関係ばかりに気を取られる人は見ていて虫が好かない印象です。

よくTwitterでくれくれ君(求めるだけで与えない人)が有名人のタイムラインに晒されているのを目にします。笑

成功者にあやかりたい一心のくれくれ君の心情も多少理解できますが、相手も人間です。本人の都合よく先方が振る舞ってくれるとは限りません。

《まとめ》
見返りが前提の人間関係は虫が好かない

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人間関係の壁

いろいろなキッカケを経て友人関係は生まれます。私の場合、以下のような感じでしょうか。

・地元の友人
・学生時代の友人
・会社の友人
・プライベートの友人

それぞれの友人関係はある程度分断されていて、一部を除き混ざり合うことはありません

というのも、属性や考え方、興味の対象が結構違うため、紹介したところで盛り上がりに欠けるイメージを持っているからです。

入社当初10年前の話です。当時仲良くしてた留学生の友人との面白エピソード(?)を半ばドヤ顔で同僚に紹介したことがあります。しかし、人物紹介の部分で引っかかって話が全く進まず、苛立ちを覚えました。その同僚は友人とは呼べませんが。笑

私の当時のプライベートの友人は、多国籍気味+LGBTの人も結構いる感じだったのが引っ掛かりの理由だと思います。

要は、暗黙知として共有するリテラシーがないと話として通じなくなるケースがある気がするんです。

《まとめ》
日本人同士でも日本語の会話が成立しない時もある

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人に頼りすぎると、自分の頭を使わなくなる

一時期オンラインサロンなるモノが流行していたイメージがあります。冒頭で紹介した『5人の法則』を体現する人達なんでしょうか。

私も過去ビジネスセミナーに幾度となく参加した事があります。不動産投資をはじめた頃も投資家主催のセミナーに参加したい衝動に駆られましたが、グッと堪えました。

私の場合、初心者の段階でリアルな専門家に会うのに抵抗があります。特に投資などきな臭い領域は尚更です。書籍は期間限定で浴びるように読みますが。笑

抵抗感の理由ですが、知識や経験が浅い状態でプロに助言を貰うと自分で考えなくなる事に恐れを感じているからです。投資の場合は食い物にされる懸念もあります。

人の言葉に傾倒しすぎるとその人無しでは何もできない骨抜きになるというか。良い鴨にされるのは正直御免です。必要以上に警戒してしまいます。

まぁ不動産セミナーに参加していれば、ボロ戸建て投資ももっと順調だったのかもしれませんが。笑

《まとめ》
最終的に頼れるのは自分の決断

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さいごに

学生の頃、よく先生が『社会は厳しいところだぞ。そんなんじゃ通用しないぞ』と言ってましたが、人間関係も含めて、ワタシ的には学生の方が大変な気がします。

環境は人それぞれで勿論一概に当てはまりませんが、個人の意見が反映される点ではオジサンになる程有利です。笑 それではまた。

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