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良いものを使う時間

お茶を飲むのに簡単な100円ショップの湯呑を使う手もあるけど、ひとつ3000円くらいの湯呑を使ってみる。単純に考えると30倍もの違いがあるんだが、飲み加減はそう大きく変わるものではない。

しかし良いのよ。

やっぱり良い器って何かしら考えて作ってある。
1回に飲むお茶が30倍うまいのかと言われるとそうではなく、100円ショップで買ったコップで飲むのとなんら変わりはないのかもしれないが、飲み心地や贅沢感は100円ショップのものよりも30倍良い。
厳密にはその飲み心地が数字で30倍も良いとは測ることはできない決してできないわけなんだが、扱い方や、その佇まいを見ると人の手が加わっている感じがなんとも気持を良くさせるのだ。

こんなこと、20代には感じることのなかったことなんだが、年をとるに連れなぜかそういう丁寧で高価な器が好きになってくる。

ふと考えて思ったのが、おそらくその時間その時間を丁寧に噛みしめるようにして過ごしたいと思うからなんだと思うのだ。

だから例えば、ちゃんと職人さんが握ってくれたお寿司だってスーパーのパッケージと同じくして買わせると、ただただ丁寧に作って美味しいだけの存在になってしまいかねないということだ。

今まで良いお茶を飲むときにも、そこいらの雑貨屋さんで買ったガラスのコップを使っていたが、良いコップを買って良かったと思うね。


大切な時間を過ごしたいなら良いものを使うべしである。



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