見出し画像

歴史を綴る、守る

祖母の一周忌⁡
⁡あっという間の1年、家の仏壇、お墓、寺の本堂でもお経をあげていただき、直会まで🍶⁡⁡

⁡近年は葬儀も法事も簡素化され、コロナ禍もあり住職とのコミニケーションもほとんど無くなり、葬儀会社が坊さんを連れてくる業務的な葬儀が増えている中、昔からの段取りで法事を出来たことに住職も喜んでました。⁡⁡

住職の居なくなった空き寺が増え、掛け持ち住職も増えて辛うじて寺が残っている状況で、曹洞宗は近くに善寳寺のような大きな寺もあり、修行しに行きやすい環境の鶴岡はまだ恵まれているのだなぁと。⁡⁡

⁡婚礼も葬儀も法事もそれぞれ専門会社があるのは便利だけど、それって寺の存続に大きな影響あることだけど、地域から寺が無くなることがイマイチ問題視されていないからこうなるのだろうに。⁡

⁡⁡冠婚葬祭業者が増えることで、寺の檀家はじわじわ減り、寺社は世界遺産、日本遺産、各自治体の重要文化財にならない所は、過疎化と共に廃れるのみ。
今の時代に寺社は本当にいらないのだろうか?

夜は久しぶりに来た伯父と先祖トーク。⁡
⁡牧野富太郎ともご縁のある庄内藩士の先祖をもつ博物学者の中村正雄に由来する父方と、松森胤保を祖先にもつ母方の庄内偉人ハイブリッドな伯父は、戦時中のテイジンで転勤職だった親の元、県外生まれとなり、本人も転勤族で、定年してから埼玉に定住。⁡

⁡⁡http://www.shonai-nippo.co.jp/square/feature/exploit/exp64.html

⁡もう80歳を過ぎ、先祖の資料をまとめたいけど手が進まないなんて話してましたが、松森家と中村家の資料が風呂敷に包んだまんまで、さらに中村家には日展に何度も出してる有名な書道家の叔母もおり、作品も押し入れだそう。⁡
⁡⁡
⁡松森家もまだ世に出ていない資料があるだろうと。資料編纂したがる郷土資料家が来ることあるが、資料が戻らなくなることがあるらしく、貸したがらないのだと。⁡
⁡⁡
寺の話にしても、先祖の話にしても、今の時代に価値を見出せないと無きものとなる。城下町などはどこの地域もこういう寺や郷土資料の話があり、空襲をほとんど受けなかった地域は特に残ってるはず。⁡
⁡⁡
⁡過去の偉人の話なんてと思う人がほとんどなんだろう。行政も予算ありきなのか、偉人の資料を保護したいという事もないし。⁡
⁡⁡
⁡五十嵐家は400年の歴史がある割に文献はほとんど無く、偉人というほどでは無いと思うけど、庄内藩藩士の中でも松森家や中村家はしっかりまとめて保存すべきだと思う。⁡
⁡⁡
歴史を編纂し学ぶことや、在来作物に強く保全することを大切に感じる自分は相当なマイノリティで、資料編纂も在来作物の保全も利益の出るものでは無いから、なかなか気持ちはあれどもどかしいものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?