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「be Unique.」

こんにちは。
中村です。

ついに2022年も終わりを迎えようとしております。
今年一年は色んなことがありました。
特に一番大きな出来事としては無事髪の毛が生えてきたことです。
ゴラムと僧侶は卒業しました。
抗がん剤直後は髪の毛とは永遠の別れをしたかに思えましたが、生えてきてよかった・・・。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、クラウドファンディング会社のMakuakeさんにて、
テストマーケティング的に自社プロダクト「蔵寿-coolage-」の先行販売を行ってます。

https://www.makuake.com/project/coolage/

ご支援いただいている多くの方々、誠にありがとうございます。
また読売新聞等30以上のメディア媒体にも取り上げていただき、想像以上の反響をいただいております。こちらも大変感謝です。

ありがとう。やったぜ。

「クラウドファンディングだけで生産とかの資金足りるん?」とたまに聞かれるのですが、実は今回のクラウドファンディングには資金調達の目的は特段無く、
あくまで商品の認知拡大やテストマーケティングの意味合いでのローンチとなっております。

じゃあ資金どうしてるんだというお話しなんですが、実は有難いことに、
とある大きな企業がコーポレートベンチャーキャピタル(以下CVC)的な立場で弊社をバックアップしてくれておりまして、無事今回のプロジェクトが実現しております。大変感謝です。

余談ですが、最初は練りに練った資金計画や事業計画と、確固たるロジック(今思うとただの主観)を持って金融機関×2に赴いたものの、「①化粧品や酒類事業の経験ないよね。②てか売れる根拠なんなん」というお言葉を頂戴し、借入による調達はできず。
元金融機関の人間だからその経歴も加味されていけるっしょ(^^)/、という謎の自信があったのですが無事玉砕しました。

そんな意気消沈してる中、CVCの新規事業開発担当の方が弊社及びぼくを見つけてくれまして、その後諸々話を詰めたうえでバックアップいただける運びとなったという訳です。
本当にありがとうございます・・・。




最近アイデンティティというものについて考えるようになりました。

何者かになりたい、自分はスペシャルな人間に違いない、とみんな誰もがいつしか思っていたはずであろう気持ちが、
他者と比べられるこの資本主義社会で自分の上位互換に遭遇してしまうことによりだんだんとその気持ちが薄れ、
その結果企業や大学の看板名に対して強い帰属意識や優劣を覚えることで自分のアイデンティティを見出そうとしている。
と、かくいう私がそうでした。

スキルの有無や頭の良し悪しの点は置いといて、結局突出した何かを持っていなかったから企業の名前や役職にすがるしかない。

そのように自分に対しても思っていましたが、いざ会社を立ち上げてみると意外とそんなことは無いことに気づきました。

「名探偵コナンが好きだ」と言っていたらコナンのTシャツを貰ったり、
「日本酒業界で何か新しいこと生み出せないか」と口に出せば自然と人が集まり、ビジネスが生まれる。
去年苦しんだガンですら講演会として仕事が生まれたり、もはやガンはキャリアの一つになったとさえ今は言えます。

当たり前ですが、これらの行動は「メディアに取り上げられたい!アイデンティティがほしい!」と思ってのものでは全くありません。

特別なことをしているつもりはなくとも、ただの人生の起伏や出来事がアイデンティティとして徐々にあとからついてきて、
そのアイデンティティたるものがその人を形成し得るのだと実感をしました。

他者と比較される資本主義社会でありつつも、右に倣えが基本の一見矛盾した日本社会でアイデンティティを放つことは容易ではないようにも思えますが、
人間誰もが自分の人生の主人公であり、自認ができていないだけでみんなそれぞれがアイデンティティを持っているんじゃないかと思います。

なぜこんな話をしようと思ったかというと、「サンタさんって強烈なアイデンティティあるよな」と昨日思ったからでした。

ちなみにタイトルの「be Unique.」は、文具大手のコクヨさんの経営理念から拝借いたしました。
会社の姿勢も素敵でして、勝手に感銘を受けており勝手に参考にさせていただいております。

良いお年を!
ではまた次回!!!


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