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今年の広報は、教育の1年となりました。

この記事は【#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021】の21日目(12月21日分)にエントリーしています。

みなさんこんにちは、レバレジーズ株式会社 広報部/PRLTコアメンバーのきぬきぬです。

 今年のアドベントカレンダーでは、「広報教育でどんなことをしたのか」を綴ろうと思います。このnoteを見て「広報教育はこんなことすればいいのか」「着任したてはこんなことをすればいいのか」などなど、少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。現在広報部は2名ですが、営業兼務でレバテックの広報を手伝ってくれる社員が1名増えました。営業/マネジメント兼務ながらも、レバテックの広報を手伝ってくれている、彼女に私は何をおしえたのか、どんなことをしてもらったのかを書きます。

本を読んで、広報知る。

 まず、広報を知ることから始めてもらいました。私的おすすめ書籍は下記3点です。(師匠に教えてもらった書籍なので間違いない+わかりやすい)コロナ禍だったため、オフラインセミナーや交流会になかなか参加できなかったので、書籍を読んでもらいながら日々学んでもらいました。

・ブームを作る
・サイバーエージェントの広報仕事術
・新しい広報の教科書

毎日、ニュースチェックをする。

 毎日、日本経済新聞(その他ニュース)を含むニュースをチェックしてもらいました。競合や世の中の動きを掴んでおくのは広報として当たり前です。全部読む必要はないので、「自社サービスだったらどう出せるか」「うちとこのニュースを絡めるなら…」といった視点で見てもらってます。また、常に競合や自社関連ニュースのクリッピング情報をチェックしてもらいました。

・日本経済新聞
・日経産業新聞(toB)
・日経MJ(toC)
・ヤフーニューストピック
・ITmedia/CodeZineといったIT主要メディア、その他全国紙の電子版など

プレスリリースノックを行い、ライティングを鍛える。

 次に、プレスリリースノックです。広報は、伝わる文章を書くスキルが必須。競合を含めた、他社のプレスリリースを1ヶ月〜3本はmustで分析を行ってもらいました。「分かりやすいプレスリリースとはどのようなものか」「打ち出したいメッセージはどれだったのか」…etcを研究しながら、帰納法的にプレスリリースの法則を学ぶ。誰が見てもわかりやすいプレスリリースを添削/作成してもらい、私が赤を入れてFBします。

社内へ広報を知ってもらう動きも忘れず。

 広報は自分たちの理解だけでなく、社内の理解や協力も必要となります。「広報という職種はどんなものなのか」「なにをしているのか、誰が広報を担当しているのか」…etc、そのための取り組みとして、社内広報用のSlackで常に情報発信をしてもらっていました。このような取り組みを行うことで、「レバテックの最新情報や相談があったら○○さんに相談しよう!」のような流れもできますし、「広報はいまこんな動きをしているんだ」と、広報の活動を認知してもらえます。

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実際にやってみよう、企画出しと実践。

 次に実践/企画出しです。ある程度広報を理解してきたら、自分で企画を考え、提案をしてもらう。彼女の記念すべき1本目の企画は下記の調査リリースです。

営業目線を持つ彼女は、採用担当者や学生に対してどのような企画だと刺さるか、読んでもらえるかを把握していたので、直しが少なかったです。ヒアリングも常に行ってました。改めて、営業を経験している広報担当者は素晴らしいですね。

そこから調査票の作成や調査会社とのすり合わせ、集計、構成案作成、プレスリリース作成といった流れを一通り経験してもらいます。実際に手本を見せながら、私が作ってきた完成物を見せながら、本人に試行錯誤しながらやってもらいました。「実際に自分で動いてやってみる!」がなによりはやい。その人のためにもなる。(リソースの関係上、今年はメディアプロモートまでおしえきれませんでした。来年はメインで教えていく予定です。)

結局、社内の広報理解がないと広報活動は難しい。

 結果的に掲載数も増え、こちらで目標設定している主要メディアにも定期的に掲載されるようになりました。また、情報が定期的に出る仕組みも整い、社内からの依頼数・相談数も去年と比較し、増加。レバテックの広報がうまくいっているおかげで、他事業部からの依頼も増えました。

 広報は投資的要素が強く、なかなか理解をしてもらうことが難しい職種です。今回広報がうまくいったのは、広報費用や広報リソースについて快く承諾してくれた部長のおかげでもあります。ここの理解がないと、「広報に人員は避けない」「広報は無料でやってなんぼでしょ」で終わってしまうので、ありがたい限りです。今後も広報活動を通して、会社や事業に貢献し、恩返ししていきます。みなさんいつもありがとうございます。

ご一読ありがとうございました。みなさま、ハッピーメリークリスマス。


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