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【朔 #156】太陽の上で昼寝

 全国を騒がせている、我が県の知事について書こうかと思ったが、不毛なのでやめだ。一つ書いておきたいのは、当時、私の同級生はほとんど彼に投票していたこと。私は別の候補に投票していて(自慢でもなんでもない。その候補が知事になったら、既得権益の上で安定的な県政運営がなされただろう。それを是とした時点で私も愚者です)、彼らに理由を問うと「変えてくれそう」だと。印象選挙の結末がわからないほどの愚かさを、なんとも眩しい若さと言い換えてみる。
 変化を求める諸君、
 何を変えてほしいのか考え、
 どう変えるかを明示している候補に、
 一票を投じたまえ。
 彼の空虚なチラシさえ読まなかっただろう?
 私は太陽の上で昼寝しておく……。
 クソ、クソ、クソ、クソ、屁糞葛の焦げるような白!
 まっっっすぐに、船は船を追い越す。
 水売りのお嬢さん、
 最近の私の頭脳を占める「若さ」の考察についてお聞きいただきたいのですが。
 ええ、もちろん。いただきますよ、何杯でも。
 若さとは蛇。飢えた蛇?
 立葵。
 その件は明日詳しく語りますがね、ねえ、
 おぶっているその赤子は、
 誰の子ですか?

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