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眼鏡

2024年 8月 21日 水曜日

朝起きたらまず眼鏡を拭く。

前日のホコリやいつの間にかついた指紋を拭き取る。

眼鏡をかけ始めたのは小学生の高学年くらいか。

その頃から目が悪くなり始めて、中学生の頃には視力が0.023になっていた。

それに乱視も加わり、裸眼だと10cm程の近さでないと視界がぼやけて文字は見えない。

眼鏡を外すとこの世界の解像度が下がる。

見たくないものは認識できないほどぼやける。

ただ、ぼやけているけどそれは存在する。

それを無視して生きるのか。

それとも眼鏡をかけてしっかり向き合えば、それに対処できるのか。

ずっと裸眼では生きていけないだろう。

見たくないものだけを遠ざけ、見たいものだけを見ようとするのは不可能だ。

いいとこ取りはできない。

怖いけど今日も眼鏡を拭いて1日を始める。

しっかり世界と向き合うために。



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