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読書感想「宮廷神官物語 一」

こんにちは。先日、1ヶ月連続投稿を達成したYui Kinouです。

まだまだ1ヶ月のペーペーですが、今後も毎日投稿を続けていきます~。

今回はおすすめ本の紹介です。
母におすすめされて読んだのですが、もうすいすい読んでしまいました。大変面白い本です。

宮廷神官物語 一
榎田 ユウリ (著)

内容(「BOOK」データベースより)
聖なる白虎の伝説が残る麗虎国。美貌の宮廷神官・鶏冠は、王命を受け、次の大神官を決めるために必要な「奇蹟の少年」を探している。彼が持つ「慧眼」は、人の心の善悪を見抜く力があるという。しかし候補となったのは、山奥育ちのやんちゃな少年、天青。「この子にそんな力が?」と疑いつつ、天青と、彼を守る屈強な青年・曹鉄と共に、鶏冠は王都への帰還を目指すが…。心震える絆と冒険を描く、アジアン・ファンタジー!書き下ろしあとがき付き。

架空の国の宮中物語で、不思議な力を持つ少年と彼を守る武官と神官をとりまく物語です。

やんちゃな野生児の少年、天青。生まれつき額に石があり、人の心の善悪を見抜く力を持つ慧眼を持つと思われ、山奥の村から王都へ向かう旅が始まります。

伝説の慧眼児を探し出し、宮中に連れて帰る王命を持つ神官の鶏冠。

天青を心配して、護衛として旅に同行する天青の兄貴分の曹鉄。

三人の王都へ向かう道中、最初は鶏冠と距離がある天青と曹鉄でしたが、様々な事件や陰謀に巻き込まれ、少しずつ仲良くなっていきます。冷血漢かと思いきや人情が厚い鶏冠。根は素直な天青は当然懐きます。もちろん、曹鉄も普通の神官とは違う性格の鶏冠に少しずつ警戒心がなくなっていきます。

肉食が禁じられてるのに、お肉が大好きでこだわりが強い鶏冠と、それをからかう天青と曹鉄。人の心の善悪を見抜く力を排除したい勢力に暗殺されそうな出来事もあるのに、微笑ましいやり取りが多くあります。

途中、白虎の子どもがおともになったり、暗殺から避けるために旅芸人一座と行動を共にしたり、意外な人物と出会ったりしつつ三人は宮廷へ。1巻では天青の力が発揮します。

ストーリーはサクサク読めて、キャラも一人一人個性的で魅力的です。王子がまたいい性格をしています(いい意味で)。天青、鶏冠、曹鉄のトリオがまた面白いです。それぞれ性格が違うのに、カチッと合っている。

本は薄めなので2時間ぐらいで読み終えることができます。

ぜひおすすめです。

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