読書感想「裏世界ピクニック２」

こんにちは。

今回は今までで読んだ本の中からの、おすすめ本の紹介。9月1日に紹介した「裏世界ピクニック」の2巻目です。

「裏世界ピクニック２　果ての浜辺のリゾートナイト」宮澤 伊織 (著)

裏世界ピクニック２　果ての浜辺のリゾートナイト (ハヤカワ文庫JA)

内容（「BOOK」データベースより）
季節は夏。この現実と隣合わせで謎だらけの裏世界で、女子大生の紙越空魚と仁科鳥子は互いの仲を深めながらも探検を続けていく。「きさらぎ駅」に迷い込んだ米軍の救出作戦、沖縄リゾートの裏側にある果ての浜辺の夜、猫の忍者に狙われるカラテ使いの後輩女子―そして、裏世界で姿を消した鳥子の大切な人、閏間冴月の謎。未知の怪異とこじれた人間模様が交錯する、大好評のネットロア×異世界探検サバイバル、第2弾!

前回、裏世界ピクニック１を紹介してから、Twitterのほうにも投稿のお知らせを載せたところ、アニメ裏世界ピクニックの公式さんにイイネされたのですが、本気で驚きました…。

公式にイイネされたこともですが、アニメ化するなんて、知らなかったんです。思わぬ嬉しい事実を知って、嬉しい気持ちもあるのですが、公式にイイネされて無駄にビビってしまう小心者。

アニメは来年2021年1月より放送開始されるようなので、その前にぜひ読んでいただければと思います。

さて、2巻の感想です。

前回同様、ネットに投稿された怖い話がネタになっています。ネットで怖い話を探していると、すぐに出てきそうなぐらい有名どころのネタも出ます。前回も出てきた「きさらぎ駅」。「最近猫の忍者に狙われている」や「コトリバコ」などのネタも出てきます。

自分が知っている怖い話と、裏世界が絡まり展開・解決していくのはなかなか面白いです。

1巻では救出できなかった米軍の救出も2巻では行われます。空魚と鳥子の二人で裏世界リゾートでは、もちろん怪異に襲われます。そして、現実世界側での怪異に遭遇。裏世界からどんどん範囲が広がっていきそうでわくわくする展開です。

裏世界でリゾートするんかーい、というツッコミはしたくなりました。今まで裏世界探索は最大限に注意しながら一歩一歩進めてきたのに、初めてきた場所でリゾートを始めちゃった二人……裏世界の不思議な電波とかにやられちゃってるのではないかとハラハラしてしまいました。

引っ掛かりはしましたが、それでも次の展開がどうなってしまうのか、先へ先へと読み進めてしまう本です。

空魚と鳥子の女の子同士の絡みあり、ネットロアあり。サバイバルあり。ほかでは読めない設定が盛りだくさんなので、一つでも興味が出た方はぜひ読んでみてください。