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作ると寝るのバランス

今回は睡眠の話です

別に良い睡眠法とかレム睡眠がどうとかそういう話ではありません。
ただ、寝ることが大事だという当たり前のことを書きます。
というのは、やはり長い作家活動と睡眠は切り離せないと思っているからです。

私は制作を始めた頃あまり寝ませんでした。ある天才作家について書かれた本で
"彼は昼夜も無く阿修羅のように制作していた"
とあったのでそれに憧れていたのかもしれませんし、
あるいは、才能のない自分を隠すために必死で努力で補おうとしていたのかもしれません。
もしくは、単にやる事が多いと感じていたせいかもしれません。

とにかく、たっぷり寝たら罪悪感を感じるほど、忙しく制作だけをしているのがかっこいいと思っていたと思います。
その頃の自分を否定するわけではないけど、次第に歳を取ってくると20代とは当然違ってきます。


私の作業の場合無理すると集中力が目に見えて落ちます。ミスや判断力が鈍り、妥協し、それまでにかけた何日もが一瞬で無に帰すこともありました。


“あんなに頑張ったのに、もったいない”

今は自分の理想は8時間睡眠と思ってます。それ以上でも以下でもなく。自分は割と睡眠時間が必要なタイプなようです。
寝なくても働けるナポレオンならどれだけ良かったろうと思いますが、仕方ないです。

睡眠時間確保が制作のクオリティに直結すると分かり始めてから制作は全て睡眠優先の工程になりました。
徹夜で窯を焚くことはしません。
ある程度ほうっておいても大丈夫なよう、ガスではなく電気窯を。
さらに窯にマイコン(自動で昇温するコンピュータ)を付け、
制作の気持ちが乗ってても、仕事が終わる時間になれば残りは明日するようになりました。
スケジュールは前倒し前倒しにして、締め切りギリギリまで作ることもなくなりました。

睡眠時間の確保は最大の自己投資だと思います
病気や怪我をせず長く健康なら結果的にそれが一番良い制作が出来ると信じています。

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