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豆乳中の主な成分

豆乳は五大栄養素であるタンパク質,脂質,糖質,ビタミン,ミネラルを豊富に含み栄養学的にも非常に優れた食品である。畑の肉と呼ばれる大豆から作られる豆乳は,タンパク質含有量も多く,必須アミノ酸の指標となるアミノ酸スコアも86と穀物や野菜の中では突出して高い。豆乳の機能性成分としては,タンパク質のグリシニンとβ-コングリシニン,トリテルペノイドサポニンに分類される大豆サポニン,ポリフェノールの一種である大豆イソフラボン,リン脂質である大豆レシチン,生理活性アミンであるポリアミン,そして水溶性食物繊維やオリゴ糖などが挙げられる。

また,代謝に関わるビタミンB群や抗酸化で重要な働きをしているビタミンEも豊富に含まれている。さらに必須ミネラルであるマグネシウム,亜鉛,鉄の含有量も多く,完全栄養食品と言われる牛乳と比較しても遜色ない栄養素を有している。ただし,カルシウムに関しては牛乳では100mL当たり110mg含まれるのに対し,豆乳では15mgと少ない。また,牛乳に多く含まれるビタミンAは豆乳にはほとんど含まれない。逆に鉄,マグネシウム,カリウム,ビタミンEなどは牛乳よりも多く,コレステロールが含まれないなどの豆乳ならではの利点も多い。

これから少しずつこれら成分の機能性について解説していく予定です。お楽しみに!

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