明け方の若者たち
「明け方の若者たち」 カツセマサヒコ
※読書感想文なので本のネタバレ含んでる場合がございます。個人の意見も入っているのでご理解の上、ご覧下さい。
最初は綺麗な恋愛小説かなと思いましたが、覆されされました。
世代として葛藤する部分が納得でした。なりたい自分となれる自分を選ぶ自分。そういえば、中学高校そして20代の時はやりたいことがたくさんあり掲げてしてそれに向かって努力していました。ただ、現実や自分がやりたいことを目指すことで折れる心、というものを知った今は守りに入っているのが正直な話です。
それが悪いという訳ではなく、自分を守るということも大事なことだと今は実感しています。心が壊れてしまったら実際、なれる自分にもなれないからです。
個人的には大部分を占める恋愛の話よりも、主人公が同僚と話して現実に葛藤してるところが好みでした。恋愛の結末がキングコングの西野さんのツッコミの「だから言うたやん!」になるからですね(笑)このタイプがどうも苦手という私の個人的な好き嫌いの問題です。
こちらの小説読もうと思ったきっかけは、今ハマっているマカロニえんぴつのはっとり君がインスタで投稿していたからです。好きな人が読むものに興味があるタイプですね。
この恋愛部分や同僚の葛藤部分をとって曲を作って欲しいなという他人行儀ですが、マカロニえんぴつの楽曲はそうゆうものが多いです。曲があり短い歌詞の凝縮であればこの小説の世界観を好きになれていたのかなと思います。
批判している訳ではないですが、自分が期待を上げてしまった故、そうか。という内容でした。
ただ、女の子の積極的かつ誘いは同じ同性からでもすごいなと思う部分でした(笑)
個人的評価 ★★★☆☆
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