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理科おもちゃプロジェクトの構想

3年生の理科の教科書には「つくってあそぼう」という理科のおもちゃを作る単元があります。
理科という教科は「体験」によって学ぶ部分が大きいです。初めて理科を教科として学習する3年生においては、この「体験」の質と量がその後の理科学習に大きく影響してくると考えています。

そこで現在、この理科のおもちゃ作りを、国語科・図画工作科と合わせつつプロジェクト学習として進めています。

プロジェクトのゴールは?

プロジェクトにおいて最も大切なのが「相手意識」であると私は考えています。どんなプロジェクトであっても、その成果物を見せる「相手」が存在しなければ効果は半減します。
今回のプロジェクトでは「2年生に作ったおもちゃを遊んでもらい、理科の楽しさを知ってもらう。」を最終的なゴールとして設定しました。
事実、わが校の2年生は来年度から始まる「理科」という教科が楽しみで楽しみでしょうがないという様子を担任団から聞いていました。3年生にとっても2年生にとっても都合の条件が揃っているわけです。
成果物は「おもちゃ」「おもちゃの紹介文」「おもちゃの紹介動画」の3つとしました。

時数をどう確保するか?

始めるにあたって「時数をどう確保するか」という問題が出てきますが、それは「理科」「国語」「図工」「総合」の時数をミックスするという方法でクリアしました。
「おもちゃ」は「理科」「図工」として、「おもちゃの宣伝文」「おもちゃの紹介動画」は「国語」との関連で作っていきます。
時数の内訳はというと、

理科「つくってあそぼう」5時間
理科「たくさん発見したね」2時間
国語「これが私のお気に入り」(書くこと)12時間
国語「伝わる言葉で表そう」2時間
図工 立体工作として6時間
合計26時間

このような形で確保しました。

現在は設計図が書き終わり、各チームおもちゃを作製中です。
おもちゃ製作の様子は、授業参観で保護者の方にも見ていただきました。
進んできたらまたまとめたいと思います。


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