衣る、食べる、住む、もの創りする
今日は陶芸体験でつくった器を
受け取りに行く日だった。
昨年末に、手びねりという手法で、
ふた付きの小物入れを創った。
梅干しやおやつをいれるものにするつもりだ。
西新井の陶芸教室まで赴く。
西新井大師があるその街は下町情緒溢れている。初詣も落ち着いた頃で、静かだった。
住宅街のちょうど角に佇んでいる目的地は、
陽の光がたくさん入る場所でとても気に入っている。
蛍光のオレンジのような色の釉薬(ゆうやく)が
窯で焼くと山吹色になるのだから不思議だ。
我が作品ながら、愛らしいフォルムだと思う。
*
思えばこれまで、ものづくり、
表現といわれることは続けてきていた。
今までは、
どれも長続きしない、興味の対象がよく変わると
自分のことを認識していた。
けれど、やることや方法は変われど、
共通しているのはなにかを作ったり表現することだった。
*
衣服を纏う、
料理したものを食べる、
住まいを整える、
ものづくりをする。
わたしにとってものづくりは
生きるために共に在ってくれるものだった。
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