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『365日のシンプルライフ』オンライン・ワークショップ、初開催しました!

昨日のことでありますが、『365日のシンプルライフ』オンライン・ダイアローグのワークショップを初めて開催しました。先月終わりに開催するはずが当日のメールシステムトラブル?で1ヶ月延期になりましたが、最近、Amzonプライムビデオ見放題TOP画面や広告に掲載されたり、#ステイホーム な映画として媒体で紹介されることも増えたので、今が実は良いタイミングだったかもしれません。
今回は事前に映画を観てからの参加をお願いして、それを前提とした対話の場をつくることにしました。約6年前に公開した小さなフィンランド映画をみんなで語る場をつくることができることは、本当にありがたいことです。

参加された方は女性が多めの15名。満席でしたが、無料オンラインだと当日不参加が多くなるのは仕方ないですね。 これまでも何度かイベントをご一緒している #はじまり商店街 柴田さんとユルくトーク曼荼羅にそって話をした後に、トークテーマであるお題①を出し、3-4人のグループに分かれてのダイアローグ開始です。

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このトークテーマは以前、他のワークショップでもダイアローグのトピックとしたことがあります。映画のラスト近くでペトリの「生活に必要なモノが100個」と言うセリフがあり、そこから「(必要なモノの後にくる)あなたにとって大切な101個目のモノ」について語り合います。この問いは、選ぶモノに必ず個性が出るので、そのエピソードを共有する楽しさがあります。いきなりのブレイクアウトルームで問いにいきつく前に盛り上がった、時間が短かくて決めるのが難しかったという反応もありましたが、「エアチケット」「マスカラ」「お酒」「ヨガマット」「素敵な絵」「大好きなバンドのCD」などが挙がりました。でもホントは101個よりも後かも、と悩ましいものです。

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二つ目のお題は「モノを捨てるときの基準」。再び別グループでのダイアローグとなり、モノを「捨てる」より「選ぶ」基準、「価値観」とモノの相互作用、男女の基準の違いなど興味深い話がいくつも出ました。それから、ペトリが老人ホームに行くことになったおばあちゃんの部屋からキャンディボックスだけを選んだシーンについて、いろいろな意見が交わされました。こちらからの問いかけでもなく、自然な流れで一つのシーンについての語り合いが生まれ、オンラインでもダイアローグができることを実感しました。「人生はモノで出来ていない」というおばあちゃんの言葉は、公開から6年経っても色褪せることなく、今でも心に響いてきます。「1年後とかにコロナの後、モノとの暮らしは変わりましたか?」と、また映画を観て語るのも面白そうというアイディアも。定期的にモノや自分と向き合うきっかけになるというのが、この映画の最大の魅力なのかもしれません。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!とてもいいお話を聞けて、温かい気持ちになりました。オンラインは長時間だと疲れちゃいますが、対面だったらもっと深くお話したかったですねー!

次回は『サウナのあるところ』をぜひ!とありがたいリクエストを頂きました。6月26日(金)に同じくオンラインで開催予定です。おじさんたちがサウナで語って涙する映画で、また語り合えることを楽しみにしています。


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