日テレ・フジがド軍出禁の報

大谷選手のプライバシーを暴いたため、日テレとフジがドジャーズからメディア資格を剥奪された、とヤフーで報じられ、1000件超のヤフコメ民が「マスゴミざまぁ」と祝賀している。

50-100件に1件ぐらいのペースで、疑問を呈する声があったので、ソースを追ってみた。

■超多重ソースロンダ
まず、ヤフーの記事は東スポ(コメント付けられるのは珍しいね)。
東スポのソースは、米国にあるドジャーズのファンサイト。
ファンサイトのソースは、ライブドアニュースのツイート。
ライブドアニュースのソースは現代ビジネス。
現代ビジネスへの記事配信は週刊現代。
5日前の記事がグルグル回ってからバズってるwww

筆者を週刊現代とする現代ビジネス記事では。

・これまでの横領や結婚の報道と合わせ、大谷選手の怒りは大きいだろう
・プレスパス凍結について2局から回答はなかった
・交渉中ではないのか

大雑把にはこういう状態。
週現ー現ビーLDーDNー東スーY!と回ることで少しだけ断定寄りに寄せたか。

「邸宅情報は現地メディア既報」
「番組では通常放送」
との指摘もあった。

もしプレスパス凍結処分が事実としても、現地媒体から得た情報であれば、被処分局にも言い分はあるだろう。

で、私の感想だが。
「大谷選手を守れ!」と吹き上がっているヤフコメ民、彼らこそ元凶だw

■絶対的勝者を求めて
どうも現在の世論形成を見ていると「10 : 0」の構図を求めているようだ。
「圧倒的多数派」に属し、ノーリスクで誰かを叩くチャンス、常に求めている。
大谷選手に対する人気も、野球が好き、成績に魅了、人柄が好き、ではない。
「誰も文句の言えない圧倒的強者」を求めて、それに大谷選手が適合しているだけに見える(少なくともヤフコメでは)。

だから、大谷人気は「教師は多忙だ」「障害者はわがまま」「犯人は外国人」「マスゴミは女子アナがいてうらやまけしからん」と同類になっている。
BlueskyやThreadsにおける「Twitter民を入れるな」も同類だろう。
教職における「子供はハッタツ親モンペ」も同じ。
自分が属せる「圧倒的多数派」鉄板ネタに過ぎないわけだ。

万人が賛同してくれるであろう「敵」を探してオロオロしている。

■みんなビクビクしてる
これは、やはり10年続いた「安倍時代」の残滓ではないのか?
ネット操作により「多数派に属せる幸福」を目いっぱい訴え、刃向かう者には、ひろゆきや担任が「嘲笑」を与えてきた。
心理学を応用して日本人のムラ意識を最大限に引き出し、心理的な飴と鞭で、マイルドな恐怖政治体制を敷いてきたといえるのかもしれない。
人々は「10 : 0」の勝ち馬を探して(恐怖に駆られたように)敵への攻撃に熱狂している。
これは、左派も同じだ。国営TVのフェミドラマを毎日称賛しないといけない強迫観念に取りつかれているwww

野球でいうと、PaxGiantsに背を向けることを自負とした、虎党、竜、鯉。
世間の熱狂に背を向けることを自負とした、燕、急。
こういった「反〇〇」意識は、消滅してしまった。
巨人が普通の1チームに堕ちた分、世間の意識がオータニサンであったり、藤井聡太八冠であったり「唯一絶対勝者」を求めてウロウロしている。

さぁ! みんなで、多様性に反対する奴は撲滅しましょう!
って何の多様性だよwww

恐怖心に取りつかれた集団ヒステリー、しばらくは続くのだろうか?
大谷選手も「絶対神」扱いが飽きられ、やがて成金として批判の標的にされるのだろうか?

先の大戦の後、我が国やドイツが、どうやって、一度は、半分ぐらい、カッコだけでも、恐怖政治から卒業したのだろうか? 爺ちゃん婆ちゃんに聞いておけば良かった。もっかい東京裁判が要るのかなぁ………


余談。
いま英語教育を害しているアホの出羽守たち、しかり。
「アメリッカで生まれたスタイリー、私に電話してくださいどぞ宜しく」
「NASAで開発された」
「アメリカのリベラルはLGBTQを!」
敗戦から80年経っても「アメリカ」の神通力は衰えることはない。

強者に媚びる日本人は、敗戦後、天皇陛下や軍部に代わる新しい「絶対神」を進駐軍に求めただけかも。
そして、アメリカが民主主義から開発独裁へと命令を変えれば自民党に帰依し、自民党の子孫である安倍氏がネットを戦前回帰で包めば、みんなでナチごっこ。
「統一協会やオウムの脱洗脳は、別の宗教で上書きするしか手がない」ような状態が続いているのか。

こうした状況を打破するには。
「炎上覚悟がむしろバズる」状況を作っていかねばならない。
皆さん、高評価と他サイトへの貼付をよろしくお願いいたしまーすwww


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