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浮かんだり沈んだり 2

続きです。

予約を取ってあったMRIに行ってきました。

MRIとはこれなんだけど、もう本当に何でもあるな「いらすとや」。
びっくりです。

森野は閉所恐怖があるので硬く目を閉じて終わるまで目を開けない

以前、脳ドック(MRI)にかかったこともあるし、CTは毎年やっているのでこういう筒に入る検査を知らないわけではありません。金目のもの(笑)は全て剥ぎ取り、用意された病院パジャマに着替えて待ちます。結婚指輪も入れ歯と補聴器も外したわよ。あと、タトゥーの人はできないみたい。アイラインをタトゥーで入れてる場合があるけど、あれ、病気になって検査しなくならなきゃなった時に困ると思うなあ。

MRIって入ったことのある人はわかると思いますが、ものすごいガッチャンガッチャンゴンゴンいう音がずーっと聞こえます。
あれって何なんだろう?
現代の科学を持ってして「音を出さないようにする」ってのはそんなに難しいことなんだろうか。
それとも、何か理由があってあのガッチャンガッチャンは鳴っているのだろうか?

これもググったらいろんなサイトが出てきました。まとめると、

  • 強力な磁場を作るために磁力が発生する

  • その磁力がMRIのコイルを伸ばしたり縮めたりするときに音が鳴る

ということらしいです。
「ローレンツ力」とか「フレミング左手の法則」とか、遠い過去に聞いた言葉が出てきたけど物理を思い出すと頭が混乱してクラクラしてくるんでそれ以上考えるのはやめました。物理は天敵だったのです。

とまれ、目を閉じてゴンゴンガンガンをきいているうちに、これって現代音楽みたい、とちょっと思いました。

ぴーぴーぴーぴー がーがーがーがー
どこかで記憶があります。なんだろう?
最初の「ぴーぴー」と次の「がーがー」は、ちょうど1オクターブ違う気がします。だけど純音ではなくいろいろな波長が混ざっていて、どちらが高いのか低いのかわからない。もしかすると同じ音程で高低はないけれど、たくさんの違う音も一緒くたになって1オクターブ違うように聞こえるのかもしれません。

聴力検査の時の音にも似ていました。あちらは純音なのでこんなにうるさくないし、MRIのように多くの音が束になっていないんですけどね。
何の音か捉えようとしてみたけど、絶対音感がないのでよくわかりませんでした。ラのフラット(A♭)とか、そのあたりが一番メインの音として鳴っている気がしました。全然違うかもしれないけど。


そんなこんなで20分ほどガーガーを聞き、戻ってきました。このあと2日後に説明があります。帰りに気分転換に寄ろうとしていた日本茶cafeは休業日でとても残念でした。

さて、卵巣腫瘍は、良性(嚢腫)、境界悪性、悪性(がん)と3種に分かれるようです。
びびりとしては最悪の場合を想定し、それより良かったら喜ぶ、という方針で行きたいです。では最悪だとどんなだか想定してみましょう。

① 悪性の場合

現在ある腫瘍がガンである場合。
この場合は、両方の卵巣と子宮全摘、転移が進んでいればその部分も切除。悪性であっても境界悪性であっても「全部取る」が基本だと婦人科腫瘍学会にはありました。かつ手術後から抗がん剤治療になる可能性が高いです。ということはあそこの病院まで通わなければならないのか。結構遠いぞ。

近所におしゃれcafeがたくさんある場所ですが、抗がん剤をやり出すとそれどころでなく ぎぼじわ゛る゛い゛ことになるらしいのは先達(友人)の体験で知っています。
ああ切腹で痛い上に抗がん剤で、本当に悪くすると仕事辞めなきゃならないかも。定年まであと半年なのに。

でもまあ、こちらのデータを信じればⅣ期であっても30%以上の人が5年生きてるので、あと数ヶ月の命、わあ大変!ということにはならなさそう。卵巣がんは化学療法もよく効くタイプらしいし。

② 良性らしい場合

切ってモノを検査するまで本当に良性なのかわからないので、いずれにせよ切るわけです。
だけど良性でさほど大きくない場合は腹腔鏡手術も多く行われているよう。
腹腔鏡手術は胆嚢摘出の時やったので、だいたいのことはわかります。
開腹手術よりは早く良くなると思うので、こちらだったらどんなにいいでしょう。「切らない」って選択肢は多分ないと思うので、腹腔鏡が一番望ましい形と言えるかな。

これから妊娠・出産はもうしないし(うちの子どもたちは成人しました。赤ちゃんはかわいいけど子育てはもういいです)、だとしたらやっぱり卵巣を取っちゃうのが第1候補になると思うんですよね。

こんな話をしていたら、友人ルミさんも経験があることがわかりました。

ルミさんの場合は良性だったようです。だいたい、一回目にも書いたけど卵巣腫瘍の8~9割は良性なのです。
そしてここへ来て思わぬ情報が!

「私の主治医、10センチまでなら腹腔鏡って言ってましたよ」

ルミさんから私信

おおお、ルミさんの手術は2019年。いまは2023年。日進月歩の医学界にあってこれはとても良い情報かも!


さて、診察は済んでいてMRIも終わり、腫瘍マーカーのための血液も採っちゃって検査結果は全部出ています。
明日はいよいよお医者さんからの結果発表と今後の相談です。



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