1『違う』と『間違っている』の"違い"
ちょっとためになるオハナシ
このコラムでは日常でちょっと休憩の合間に読めるような内容が作れたらと思い作ってみました。ココロに余裕がないとき、ちょっと何かの充電になるようになれば嬉しいです。
はじめに
冒頭からややこしいタイトルですね。
違うと間違っている、どちらも過ちをした場合に使う言葉ですがどう違うのでしょうか。
日常的にイライラしたりカッとなるときはたくさんありますが、その中でも多いのが人との意見や対立したとき。友達と、旦那と、奥様と、こどもと、会社の人と・・・幾度となくそんな気持ちになる人が多いです。
自分自身が教えてもらったきっかけ
私自身仕事のやり取りをしたり、取引をしたりする際に「どうしてこんな意見がでるんだ」とか「それはちょっとどうかなと思う」なんて思うことがよくありました。そして正確が頑固なのもあり、自分の意見は曲げたくないタイプでした。
そういったことで知らぬ合間に人を傷つけたり、自分の発言に後から反省したりするということが多々あるなか、「違いと間違い」の差について当時の先輩に教えていただきました。
『違う』と『間違っている』の差
ここでいう「違い」「間違い」については主に相手の意見に対しての見解と説明をすることになります。
小さなお子様と関わることのある場合を例にあげます。
こどもに欠かせないのが「おやつ」ですが、おやつを与えることにこだわりを持っている人とそうでない人がいます。
例えば・・・
A「うちは3歳までアメやチョコは禁止にしている」
B「こどもが喜ぶならなんでもあげる」
という意見を持っている人もいます。
ここで何でもOKなBさんが、こだわっているAさんのこどもに許可なくチョコをあげようとしました。しかし、先ほど書いたようにAさんはチョコを3枚まで禁止しているのでBさんに怒りました。
はたから見ると勝手にあげるBさんだけが悪い人に見えます。
しかし、AさんはBさんの「こどもが喜ぶなら」という善意がみえていません。BさんはAさんの「どうして禁止にしているか」がみえていません。
間違っているはwrong違うはdifferent
人に関わるときや事態、言葉を意見するときに、「実行する前に相手の意見を聞いて気づく」ということが大切になります。
相手の意見を一旦受け止め、認められるところは同意し、その上で意見や考えを伝え譲歩する。"考えていることが人それぞれ違う"というのが理解できると。相手へ文句を言ったり止めに入るときには、もう少し落ち着いて話せるようになります。
荒々しく止めにはいると、相手も同調して同じように反発をし、喧嘩したり意見の違いで険悪な雰囲気になってしまいます。
相手との信頼や信用を継続してうまくいくのはとても大変なことで、蓄積されにくいものです。なので「違い」に気づいて信用を失いにくくなるようにゆとりが持てたらとても素敵なことだと考えています。
人生の選択に関わってくる
時間や気持ちの整理には時間がかかってしまいますが、自分の言いたいことや伝えたいことがある時、まずは相手がどういう心境にあるか観察して伝えてみるといいかもしれません。
必ず相手が全て悪いというわけではなく、子供でも大人でもその人なりの理由や気持ちがそこにある場合が多いと私は考えています。
そうやって人に接していくうちに自分と相性がいい人、そうでない人が見えてくるようになります。
「誰と過ごしていくのか」と同じくらい「誰と過ごさないのか」という選択肢もきっと大切になってくると思います。
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