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【Vol.28】自分の事業だと胸を張れるか?

※Facebook投稿の焼き直しです。

先日、リクルートの「Ring」セミナーで、マーケティングについて講演させていただきました。まさか、自分がマーケティングについて語ることになるなんて、数年前までは全く思っていなかった。

思えば、何年前だろう?マクロミルで成果が出始めた頃に、いろんな企業のマーケティングに触れていて、リサーチに携わっている中で、「マーケティングもリサーチも語れない!」ってことに気づいた。

転職してから”営業”として通用することは分かったけど、それってリクルートの延長線じゃない?っていう。転職してきて自分に身についたものはなんなんだろう?という。

そこから、改めてきちんと勉強しようって思い立った。研修を受けて、いろんな本読んで、自分で戦略描いて。お客様への提案ももう一度マーケティングをベースにしたものに仕立て直した。

毎日毎日、あーでもねぇ、こーでもねぇって考えて。いろんな人と意見交換してぶつけてぶつかって。

自分の営業組織の戦略をマーケティング視点で捉えた時に、「あー、やっぱりEverything is Marketingだな〜。」っていう気づきが大きかった。

最後の2年ぐらいは、営業組織をマーケティングで捉えて、会社全体を俯瞰して戦略描いたり。組織や営業をマーケティングとリサーチで捉え直したり、いろんな施策を展開してて、応えがあったなー。

で、転職して4ヶ月。1年の3分の1が過ぎました。
遮二無二走りまくって、たぶんいままでで一番仕事して、考えてアウトプットして、ぶつかって、転んで起き上がって。この繰り返しの中で見えたこと。

”自分の事業だ”と想えるかどうか。そして、志をどこに置くか。が重要。
全員が”自分の組織だ”って想える状況をどう創るか?
ってのを組織長の頃に意識してやってたけど、その感覚は大事だな〜と改めて思う。

そんなことを考えながら過ごしていたら、PositioningとかConceptとかResearchだけじゃなくて、Ambition(野望/大志)が大事だってことに気づいた。世の中にどんな変化を起こしたいのか?なぜ、その変化を起こしたいのか。この動機の強さが世の中へのインパクトにヒットする。

そして、その変化を起こすために、その世界を実現することを本気で考えると、何が必要なのかが規定されてくる。この辺りのことを納得感持って話ができたのが大きかった。

質疑応答で、「木下さんはプロダクトアウトの考え方なんですね。」って言われたけど、ここまで知覚差異が極小化してニーズが満たされている世の中になると、マーケットにAdjustしてるだけじゃ、ビジネスは最大化しない。
自分でアタリマエを創り出して自分達がアタリマエになる。こうやってみんなが切磋琢磨して良い世の中を創る。こういうことを、中高生に伝えていけたら良いな〜。なんて思ったり。

少しでも彼らのPerspectiveを広げてあげることが、
可能性を最大化することに繋がるんだろうと思う。

森岡さんの「苦しかったときの話をしようか。」にもあるけど。
自分が接してきた情報の中でしか判断できないからこそ、いろんな刺激を与えてあげることで化学反応が起きるんだろうな。

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