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意識高い系で失敗したんだ

「意識高い系」と呼ばれたことある?

学生の頃とか、周りに1人いなかっただろうか。やたら将来を見据えた行動をとり、周囲に認められたいと考える人。

「可愛い子に会いたい」ではなく「社長に会いたい」が一番最初に出てくる。また、企業規模に関わらず社長であれば誰でもいい。その人と繋がれただけで、自分は違うグレードに立っていると認識してしまう。

実は僕もその1人だったんだ。

・有識者のセミナー大好き
・本を読むことより購入に満足
・SNSを通じてアポイント
・会ったらSNSで報告→いいねが好物
・大企業よりベンチャー
 →大企業の体制は古いと語る
・将来について熱く語る
・そして自分は周囲と違うと考える

ほらね、クソでしょ。

「君は素晴らしい人材だ」「意識高いねぇ!将来有望だ!」と耳にタコができるほど言われたよ。

しかし、誰も一緒に仕事がしたいとか、うちに入って事業をやらないかとは言ってこなかった。要するにただのお世辞にすぎない。それを素直に受け入れてしまう人ほど「意識高い系」として優秀なのだろう。


このままではいけないと感じはじめたのは、大学卒業間際だった。

メディアやSNSで名の知れた人に会ううちに、段々と自分自身の中身が空なことに気づいたんだ。

僕はただ会って満足していた。
ミーハーにすぎないのだと。

卒業して大企業を受けるチャンスもあったのに、会社に縋るのはカッコよくないという謎の持論を持っていた。

結果、ブラック企業で押し潰されるようになる。後悔先に立たずとは、こういうことを指すのだろう。


僕が言いたいことは、意識高い系になるなということではない。

むしろ、意識が高いというのは髀肉を込めた言葉であり、本人がどのような自分になりたいか行動から見つけ出すことは、とても素晴らしいことだと思う。

ただ、有識者が全て正しいことを話しているというのは間違いだ。全てを信じていたら、そのツケは最終的に自分に来る。

考えて行動することだけは忘れないでほしい。本当にこの人が言っていることは正しいのか、自分自身はどう思っているのかを考えよう。


元意識高い系の僕からできる、アドバイスだ。

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