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名前を忘れた瞬間、ピンチを切り抜けた紙の名刺

紙の名刺って今の時代いるのだろうかと思ったことがある。

今では電子名刺交換


今日、営業先で見た光景。

「あーお久ぶりです。お元気でしたか」
「あー、どうも!久しぶりですね」

男性2人が会話をしているが、片方の顔が若干引きつっている。どうやらあまりにも久しぶりだったのか、顔を忘れているようだ。

話しかけた相手は、そのことに気づいていない。

さあ、このピンチをどう切り抜けるのか・・・と見ていると、バックから名刺入れを取り出した。

「実は私、名刺が変わったんですよ」
彼は名刺を取り出し、スッと相手に差し出した。

ここで私は思った。なるほど、その手があったのだと・・・

ここで大事なのはスッと目の前に名刺を出すこと。渡したかどうかを聞けば「はい」「いいえ」の答えがくる。ここで「いいえ」が返ってくれば問題ないが、「はい」であれば状況的に詰む。

さて、名刺をスッとだすとどうなるだろうか。
相手は、いつもの癖で名刺を出さざる得ない。
街中であれば名刺を持ち合わせていないかもしれないが、ここはたまたまであった社内。名刺を持ち合わせて可能性は高い。

さて、名刺をもらった男性はどうなったか。
アハ体験をしたかのように顔が晴れ晴れしていた。

仮に、電子名刺だったらどうだろう。

送るためには、相手の連絡先を知らなくてはいけない。
それが相手を目の前にしたとき、スマホで検索しなければならない状況ならば、名前を知らなければほぼ不可能に等しい。

つまり、このような場面は紙でなければ解決できないのだ。

紙の名刺って便利だなと感じた瞬間だった。

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