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美しい骨の写真に生物の不思議を見る

骨から見る生物の進化(J・ド・パナフィユー 著/P・グリ 写真 /小畠 郁生 監訳 / 河出書房新社)

この本に初めて出合ったのは7年前、図書館の特集コーナーに並んでいました。当時4才だった息子は恐竜ブーム、骨格標本などにも興味があったので借りることに。家でゆっくり見てみると、動物園の人気者ゾウやキリンにカメなど、知っている動物の見たことのない姿が飛び込んできました。

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飛んでいる姿、歩いている姿、木につかまっている姿、さらには、走る馬にまたがる人、スズメをくわえたタカ……CGではなく、本物の骨格標本を撮影したモノクロ写真。光と影によって表現された「骨」は、圧倒的な存在感をもち、今にも動き出しそうな気さえします。

本には200体の骨格写真とともに、体の構造・種の相違点や類似点・環境による進化の方向など、詳しく記されています。子どもには難しくて理解できない事もありますが、写真を見てそのものが生きていた時の姿を想像したり、ただただ美しいと感じるだけでも価値のある本です。

現在入手可能なソフトカバーのコンパクト版を、小学6年生以下の作品応募者に抽選で1名様にプレゼント。詳しくは「アート×ウェブ『こころ ひろがる×ここで つながる』今を生きる子どもたちの展覧会」特設サイトをご覧ください。2021/1/11(月)午後10時まで、作品応募を受け付けています。

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