【初心者広報のあしあと】①採用広報として最初に取り組んだこと

こんにちは!ブライエッジ株式会社・コーポレートの木下です。

実は2021年1月~8月まで、産休・育休をいただいており、
2021年9月1日よりブライエッジに職場復帰させていただきました。

復帰後に代表の諸田から、「広報を頑張りたい」というミッションが。
しかし、

前提:現時点の弊社
・各種SNSの会社ページ、箱はあるものの運用できていない状況。
・2019年に採用サイトを作成するも、データ破損のためクローズ。
・採用ピッチ資料に近いものは持っていたが、刻一刻と変化する会社の状況が更新できておらず、古い情報のまま。
などなど

恥ずかしながら、広報もなにも、「なんにもない」状況でした。。
未経験の分野ということもあり、どこから手を付ければいいのか……とたくさん悩み考えたのがこの2か月ほどでした。

そんな中で、初心者広報担当の私がどのように広報を始めていったのか、そのあしあとをたどっていきますね。
主に「採用広報」としての動きになりますが、どなたかの参考になりますように…

(1)候補者とのタッチポイントを知る:採用CX(Candidate Experience)

まずは採用における候補者がブライエッジと出会い、入社に至るまでのカスタマージャーニーを描き、そこでのタッチポイントをできるだけたくさん挙げていきました。(こちらは、採用広報界隈ではかの有名なHeaR社の記事を参考にしながら考えました。参考にした記事はこちら

…とはいえ、弊社はこれまで広報にほとんど注力できていなかったため、そもそもタッチポイントが多くない状況。
ということで、「ないなら作る!」と思う手段を薄黄色で色付けしています。

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↑カスタマージャーニー(横軸グレー)と、そこに対する弊社のタッチポイントをまとめた表。

※補足1:今後は採用CXの中身に迫って改善を行っていく必要がありますが、現時点ではまず土台を整える(タッチポイントを作る)ことが最優先のため、改善は追って行っていく予定です。

※補足2:Wantedlyアカウントはあるものの、使わずに公式noteを作ることにした背景としては、コストをかけずに流行のものに乗りたかったことと、拡散性に期待したからです。

(2)どの手段で広報する必要があるか:マッピングを作成

このタッチポイントを選定しつつ、候補者様にどこで情報を伝えていく必要があるのかを可視化しました。

その手段として、Lucidを使ってのマッピングを行い、その中で重要度・緊急度の高いものを設定(図では赤い★)しました。

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↑ブライエッジの採用広報マッピング

結果として、

❶今回重要・緊急で用意すべきツール・対応
・情報発信のための会社公式noteを用意
・公式情報を溜める・エントリーを受け付ける採用サイトを用意
・面接等での魅力付けの為の採用ピッチ資料を用意
❷その後やっていきたいな
・各種SNSの会社ページ運用
・内定承諾後~入社までの間の情報提供の手段を用意
 →イメージはheyさんの「入社控室」(本当に素敵…✨)
・社員の各種SNSの強化、情報拡散力の強化

ということにまとまりました。

(3)どんな情報を提供するか:コンテンツ戦略

ここも、HeaR社のnote記事を参考にさせていただいています。ありがとうございます…!

じゃあ優先順位の高い❶のツールを用意して、早速記事を書こう!となっても、「何を載せればいいんだ…?」となってしまいますよね。私もそうでした。とにかく会社の事全部載せよう!という心理になりがちです。。
そのため、「どこで、どんな情報を提供するのか」を定めていきました。その道のりを紹介します。

※イメージ図について、中身全てはお出しできないため、製作途中の図を出しています。ご了承ください。

 (a)自社理解
そもそも弊社ってどんな会社なのか、何を伝えたいのか、をまずは理解します。手法としては、

-Phylosophy(理念・文化)
-People(人)
-Profession(事業)
-Privillege(待遇)

の4つのPに沿ってまとめていきます。

そもそも弊社のどこが推しポイントになるのか?も理解できるので、ここが面接官とも共有で来ていることが大切だと思いました。でないと、1次面接で”魅力”に伝えたことが、2次面接では”課題”として伝えられる、なんてことも起こりえます。

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 (b)4つのP×候補者の状況の軸で、
「候補者はその時どんな情報が欲しいのか」、をまとめます。

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弊社はどうしても知名度がまだ低く、ウェブ上に情報も少ないため、候補者さんがどう感じているのかをイメージしながら、「こんな情報が欲しいんじゃないかな」「ここで他社と比較するんじゃないかな」と考えていきました。

さらに、フェーズ×候補者の心理、ほしい情報をまとめ、
それに対するコンテンツ案や目標とする指標をまとめます。

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例えば、「無関心」の状態にある候補者さんは、
 ・そもそもブライエッジの事を知らない
 ・転職は考えているけど、人材とかベンチャーとかまだ見ていない
という心理状況だと推測します。

そういった人たちはどんな情報が欲しいのかを考えてみると、例えば「転職に関する情報」という側面で、「面接対策」「業界研究」などが考えられるとします。
一見、「ブライエッジについて」ではない情報ですが、そう言った情報を提供することがブライエッジとのタッチポイントになっていく、という考え方です(とはいえ会社情報ではないため、現状の優先度は△ですが)。

そのような形で、候補者さんが欲しい情報をどんな記事・テーマで伝えるのか、をアイデア出ししていきます。

(c)最後に、どのツールにどの情報を載せていくのか、を選別します。

画像6

この表ではいわゆる一般的な会社情報の一覧を使っていますが、(b)で考えたコンテンツ案含め、どこで掲載するのかを定めていきます。

弊社の場合、

◆採用サイト・ピッチ資料
 →公式情報、基本すぐに変化しない制度等を説明する場。
◆公式note
 →フロー情報のイメージで、イベントレポや社員からの声などをリアルタイムに。
◆SNSの会社ページ
 →上記2つを更新した際に告知する場。基本は採用サイトかnoteへ誘導していく。
◆社員個人のSNS
 →リアルタイム情報と、社員の個性を見てもらう場。

というイメージの立ち位置に定めました。あくまで最初に決めたマッピングに沿って運用をしていきます。

ということで、今回の広報のミッションは、「採用ピッチ資料」「採用サイト」「公式note」の制作、その内容を上記CXに沿った内容にしていく、となりました。
これで、どこにどんな情報を提供するか、がある程度定まってきましたので、あとはコンテンツを作っていくのみです!

(4)最後に:周りを巻き込むことが大事

ここまでを、木下ひとりで考えてきましたが、最終的には広報は数の勝負だったりもする世界。私一人が頑張って記事を書いても意味がなく、社員みんなへの協力を要請することが大事だなと思っています。

とはいえ業務を圧迫しては良くないため、現状は社員それぞれにTwitterやLinkedInでの投稿を頑張ってもらっている程度ですが、今回新規に「#noteサポーター」というSlackチャンネルを作成、note記事を書いてくれる社員を募集しました!

土台がようやく整った、という段階なので、ここから少しずつでもグロースしていくため、社員一丸となって取り組んでいけたらと思っています!


これまでの経験を活かし、第二創業期のベンチャーを一緒に作り上げていきませんか?ブライエッジでは一緒に働く仲間を募集しています!


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