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これだから最近の若者はっていうおじさん

中1次男が入った部活では
後輩が掃除や片付けをサボっておしゃべりしていても
注意をしてはいけないという。

"一緒にやろう"

そう誘って仲良く行うという指導なのだ。
迂闊に注意するといじめアンケートに
名前を書かれてしまう危険があるかららしい。


と夫に言うと
"だめだそんなゆるいのは!"
と納得していないようだった。

これがおじさん。

時代の流れなのだ。
だから新入社員がおじさんと合わなくて
すぐハラスメントだと思ったり
すぐ退職したりしてしまう事に
少なからず繋がっていると思う。

自分が体験した辛い事を同じく下の世代にも
と思っているおじさんは
ずるいと思う。

自分は
昔の青臭い野菜やすっぱい果物
公衆電話から卒業し
美味しい食べ物を頬張り
便利なスマホやタブレットを使い
ちゃっかり時代のいいとこ取りをしているのだ。

いつの時代もそう。
自分が子供の頃に無かったものに
子供が夢中になっていると
"そんな事より勉強しなさい"と
すぐやめさせようとする。

夢中になっているものを取り上げる必要は
無いと思う。

たまたま昔なかったモノであるだけで
例えば
昆虫に夢中になっている子供に
やめなさい,とは言わないだろう。

時代の変化を受け入れられないのは
四季の変化についていけないのと似てはいないか。

自分の時代が春だとしたら
親の時代が冬。
子供の時代が夏。
ゆっくりいつの間にか変化している。

それを楽しんで過ごせば良いではないか。
20ほど歳が離れていたら
お互いに違う所は
分からせようと押し付けるのではなく
ふーん,と思っておけばよいのではないか。

おじさんが若者に目くじらを立てる事も必要ないし
若者がおじさんおばさんを
必要以上に嫌がることもない。

どこにでもうるさいおじさんはいる。
もちろん人として異常なおじさんは
距離を置けばよい。
勝手な意見だがデスクワーカーに多い気がする。

物作り系だとただただ仕事に熱いだけな場合もあり
そういうおじさんは
仲良くなるチャンスである。

とにかく
そういうおじさんも少し前は
もっとおじさんに
"これだから最近の若者は!"
と言われていたのである。

20年経てば
生まれたての赤ちゃんがすっかり大人になるのだ。

自分より20歳下を見ても上を見ても
なんだか感慨深くなるのであった。

エッセイ本の出版の為に書き続けます!よろしくお願いします!