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医療現場でNVCをどんな風に活かすか/看護師の感情労働とNVCの効果

先日、NVCを授業で習っている看護大学1年生に
医療現場でどんな風にNVCを活用しているか、
講義をさせていただく機会をもらった。
(NVCを学生のうちから習える、知れるなんて、羨ましすぎる…‼︎)

その一部の記憶と記録を保管しておきたい。

医療者が感情を学ぶことが求められる理由

看護師のストレス要因は感情。
感情を管理するスキルの有無がストレスがバーンアウトになるか
やりがいになるかの分かれ道となる。

だから、EQを高めることが必要

医療現場ではどんな風にNVCチャレンジが行われているか

共感力を育てる能力「ネガティブケイパビリティ」


回復し合える仲間であれたら、最高。

NVCは新人・後輩教育にも活かせる

相手のニーズを知っておくことが、自己否定や自己批判の回路から
離れ、信頼関係を築く入り口に立つ方法となる。

自己否定ではなく、自己正当化でもなく、ただただ自己に共感する

講義後の感想

看護学生が自分たちの目指す看護師が「感情労働である」ということを
知っていたことにまず驚いた。
そしてやはり、
「常に看護師たるもの患者に寄り添うレベル3で接しなければならない」
という思いがあるという声が多かった。
もちろんそれは理想だが、常にレベル3でいることは容易ではない。
そして実際の現場ではそのストレスが疲労になり離職になったり、
逆に患者への優しさを枯渇させたりしていると思っている。

「理想はレベル3だが、それを続けるのは辛いよね。
 でも患者役の時はレベル3で接されたら嬉しかったし話しやすかったな。」

そう体験すること。
(頭でわかっているのと、実際体験するのとでは腑に落ちる深さが異なる)
そして自分のレベルがどんな時に上下するのか、
その時の感情やニーズは何か。
そうして自分を俯瞰することが、自己共感の始まりだと考えている。

夢と希望を持っている人も、
なんとなく進学している人も、
これから看護の世界を学び、あの辛い実習への道が待っているのかと思うとどの人も等しく、可愛く、応援したいと思った。

先に生きる先輩ができることは、
後輩が歩きやすいように道を造り、整え、増やすこと。
そして新たな道を進むものには、見守りと勇気を与えられること。

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