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『タリーズコーヒー—シアトル発、日本流のコーヒーカルチャー』後編調査ノート飲食業界編③全6話

「スターバックスよりも落ち着ける? “タリーズ派”が支持する、こだわりのコーヒー文化とは?」
――そんな謳い文句を耳にしたことはないだろうか。前編では、「タリーズコーヒー—シアトル発、日本流のコーヒーカルチャー」として、タリーズがシアトルで誕生してから日本市場に進出し、独自のローカライズ戦略や店舗コンセプトを展開した背景、そして「最高の一杯を、最良の空間で」という理念について概観した。
後編となる本記事では、さらに深く踏み込んでタリーズのブランド戦略やスターバックスとの違い、地域密着の取り組み、さらにはこれからのタリーズが向かう未来像について、一緒に探っていきたいと思う。
私(ユキ)と“うさぎ先生”(闇の組織によりウサギの姿に変えられてしまった元大学教授)は、夜ふかししながら「飲食業界編」の第3話(後編)をまとめるべく、コーヒー片手に意見を交わしているところだ。タリーズコーヒー好きの方はもちろん、カフェ文化に興味がある方も、ぜひ最後までお付き合いいただきたい。

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