帯状疱疹になって分かった鬱の回復に時間がかかる理由
こんにちは。分子栄養学×鬱回復中のKinnyです。
■ 帯状疱疹
なんと!分子栄養学の勉強を頑張ったところ、帯状疱疹に!
これは何のお知らせ?
■ 神経は傷がついたら回復に時間がかかる
帯状疱疹は、子供時代にかかった水疱瘡ウイルスが潜伏しており、免疫力が弱った場合に出てくる、という病気です。
皮膚症状が治まっても、神経痛を引きづる人がいます。そこで、医者は非常に用心深くなる。
例えば、2~3年レベルから、以後一生、ずっと傷ついた神経細胞が、痛みを引きづることがあります。
つまり、神経細胞、というのは皮膚に症状が出るような、体表レベルでも、治癒に、最低でも2~3年、そして、修復不可能レベルまで、さまざまな時間軸で、時間がかかる。
■ 鬱の再発と治癒の時間軸
このことで気が付いたのが、鬱が再発性があり、特に子供時代にアダルトチルドレンだった人の鬱再発では、根気強い治療が必要になるという廣瀬ドクターの臨床観察です。
私もアダルトチルドレンであり、たしかに7歳の時に最初に希死念慮を覚えたので、今回の鬱も、鬱だということに気が付けた、と言う面がありました。
しかも、今回は、大人として勉強しなおし、廣瀬ドクターはじめ、複数の精神科医から学び、これは…一朝一夕に鬱を抜け出すことはできないのだ、ということが、分かりました。
廣瀬ドクターの臨床経験の場合だと、ACがあった人は、気分循環性障害を併発しており、鬱の脱出に、2~3年かかります。私も、顕著な鬱に襲われて、その後、栄養療法をスタートしてから、治ったなと言う感じが出るまでに数か月かかり、その後、運動の再開で、アキレス腱を切ってしまったので、廃用性委縮で筋喪失が起り、鬱もまた、悪くなったな、メンタル状態が悪化したな、という実感があります。
今回、回復を急ぎすぎたためか、帯状疱疹になりました。
■ 神経の回復には時間がかかる
しかし、これは鬱の回復に時間がかかることに対する、メタファーであるのではないか?と。
鬱は、症状のレベルでは、帯状疱疹の皮膚症状が無くなるレベルで、”表面的には”、普通に会話ができるレベルに回復します。
しかし、いったん傷つけられた神経細胞は、そうではない。帯状疱疹では、神経細胞の再生に、2~3年レベルからかかります。
脳内の神経細胞も同じではないかと?
■ 潜伏する
また、帯状疱疹のウイルスは、いったん体内に取り込まれたら骨内に潜んだままなので、免疫が弱った時、に復活します。
鬱に例えると、心が弱った時、また再発が起りうる。
その根っこのところ、ウイルス感染、は起こらなかったこと、にはできないのです。
■ 予防?
帯状疱疹は、大人になって再発する人が多いので、ワクチンを打つ人もいます。
そのように予防ができる。
鬱の場合は、サプリを取る、あるいは心理療法を受ける、ということが、
ワクチン的処置
として、必要になるかもしれません。
■ Know Your Body活動と同様にKnow Your Mind活動が必要?
健康管理の基本は、自分の体を知ることです。分子栄養学では、三石巌先生が自主健康管理活動として普及活動をされていたことが知られています。
実際、遺伝子多型により、葉酸需要が生まれつき高い人もいます。
私は、遺伝子検査では、グルタミンとビタミンAの代謝に弱みがあることが分かりました。粘膜系に最初から弱点を抱えるだろうことが、何もしないうちから予想できます。
赤ちゃんの時に出産時に亜鉛欠乏があると、生涯その体質を変えることができないことも知られています。
同様に、心にもそのような”傷”が、生きていれば、不可避的につくことがある、ということかもしれません。
「鬱は心の風邪」、ではなく、正しくは「心の骨折」だそうです。
骨折であれば、治るのに、2~3年が最低単位であり、治癒の次第では、それが一生の古傷となって、雨の日にしくしく痛むということも理解できます。
それが、鬱で、脳内の神経細胞に起ったことなのです。
帯状疱疹を通じて学んだ、神経の治癒に時間がかかる、ということでした。
焦らず、じっくりと、治していきましょう。
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