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「熱く生きられるかどうか」を就活軸にした話。

就活軸って難しい。本当に難しい。
何が難しいかというと、セミナーで受けた言葉や周りの流れに乗って作った「とりあえずの就活(人生)軸」を、まるで自分が本当に大事にしているものだと勘違いしてしまうことだ。

かく言う私も、いろんな就活軸を考えてきた。

・人と社会を繋ぐ仕事がしたい(=PR)
・新卒から活躍できて、ある程度専門的なスキルを身に着けられる会社で働きたい
・経営者が尊敬できる人が良い。
・20代はある程度ハードでも良い。30代以降は、ある程度自分の時間を大事にできる仕事orそうした仕事に転職できる仕事が良い
・文章を書く仕事がしたい

などなど。
まあ、嘘ではない。
本当に思っていることではある。
でも、何となくしっくりこなかったのも事実。

なんのために就活をするのか、本当に自分のしたい仕事が何なのかが全然分からず、だからこそ就活のモチベーションが本当にわかなくて、目の前にある長期インターンの仕事をひたすらこなし続けることで逃げていた。

応募したサマーインターンは3社。参加したのも2社。(しかもどちらも1day)
就活なめてるんじゃないよって誰かに怒られそう。
焦りは持ちつつ、「秋から頑張るための準備期間だ」なんて言い訳もしつつ、だらだらと過ごしていた。


そんなことを考えていた夏休みのある日。
久しぶりに「のだめカンタービレ」を見た。

私たちの世代~少し上の世代にはおなじみのドラマである。
漫画原作で、2007年に放映されたテレビドラマ。
アニメ化・映画化もされていて、上野樹里と玉木宏が出演している。
音大~プロの音楽の世界をテーマにした作品である。

私は小さいころから音楽が大好きで、小6の時に聞いた管弦学部の文化祭での発表に心惹かれて中学受験を頑張った。色々あったが無事受かり、管弦楽部に入部してからはや9年、ずっとクラシックのとりこである。
必然的にのだめカンタービレはバイブルとなり、何度も何度も見返している大好きなドラマ・映画である。

数年ぶりに見たのだが、なんかもう感情があふれて止まらなくなってしまった。
音楽が作り出すダイナミックさに再び虜になったのはもちろん
上野樹里が演じる「のだめ」が音楽に本気で取り組む姿勢。
千秋先輩が心血注いで情熱的に作り出したひとつのコンサート。
それを見て、自分との違いにどうしようもなくなってもがきながら悔し涙を流す「のだめ」。

登場人物全員が熱い。だから私がのだめが好きだ。クラシック音楽が好きなんだ。

ここで暑苦しくのだめについて語ったところで、就活軸の話に戻る。
のだめカンタービレに登場する人達は、皆「良い音楽を作りたい」というマインドのもとで、すごく熱く人生を削ってまで音楽に真剣に取り組んでいる、
その姿を見て、私は心から「こんな仕事がしたい」と思った。

何かに本気になりたい。
妥協して生きるのではなく、熱くなりたい。
本気で社会を変えたい。
想いを込めて作り上げたい。

これはさっき上げた「なんとなくの就活軸」を超えた、心の底から湧き上がる曲がらない就活軸であると思う。
とはいえ、さっきあげた就活軸にもつながるものがある。

・人と社会を繋ぐ仕事がしたい(=PR)
┗「熱い思いを抱えて生きる人たちの想いを社会に届けたい」
・経営者が尊敬できる人が良い。
┗「経営者が、お金のためだけでなく本気で社会を変えようとしている熱い人が良い」
・20代はある程度ハードでも良い。30代以降は、ある程度自分の時間を大事にできる仕事orそうした仕事に転職できる仕事が良い
┗「20代の間は、妥協せずに仕事に本気で取り組みたい。取り組めるような仕事をしたい」
・文章を書く仕事がしたい
┗「文章が作り上げる人のパッションの熱さが大好き」

いわば、すべての就活軸を捨象した大テーマが見つかったのかもしれない。

長期インターン先の社長さんにも
「優しそうな性格に見えて、実は一番熱いよね(笑)」
と言われたりする私。

ゴリゴリの体育会系で、本気で取り組める仕事を探すために
パッションを持っている仲間と働ける環境を探すために、
今日も本気で就活頑張っていきたい。

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