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昭和のgifted

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「できない子の気持ちをわかってあげよう」という優しさの押し付けが強かった時代に“変わり者”と言われていた私。 「個性を重んじる」時代に突入して突然憧れられたり評価されるようになっ…
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2023年11月の記事一覧

昭和のgifted - 70 ギリギリの神様

昭和のgifted - 70 ギリギリの神様

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仕事がなくなり、デッドオアアライブ。不安と絶望と、そしてこんなタイミングに限ってそれまで上手くいってた人間関係も瓦解したりしていっぱい過呼吸おこしちゃったりするんだけど、もうこれ人生何度目のデッドオアアライブだよ…と呆れてものも言えなくなる。

そして案の定いよいよ限界近いなぁ(資金もメンタルも)となったころ突然の「助けて!!」コールが届く。助けて欲しいのは私の方だ。

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昭和のgifted - 69 『なぜ生きるんだ』

昭和のgifted - 69 『なぜ生きるんだ』

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『なぜ生きるんだ』

学生時代に読んだ坂口安吾の本の名前だ。

大学の時に仲の良かった先輩が坂口安吾が大好きで、なんか坂口安吾の作品に触れていたら格好良いのかもとか思って読んでみたのがきっかけでなんとなく今でも「好きな作家は?」と聞かれると名前を挙げる人である。

すごく影響を受けた。

と言う訳ではなくて、「なんかわかるわ」という感覚だったような気がする。

「影響を受け

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昭和のgifted - 68 なんでも簡単にできるけど

昭和のgifted - 68 なんでも簡単にできるけど

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ギフテッドは自分は大抵のことはなんでもできるから他の人ができない理由がわからない。って話を読んで、ふと思い起こしてみた。

実際問題、私も高校生になるまではわからなかった。

できない人はやる気とか努力が足りないんだと思ってた。なのですぐ喧嘩になったし、疎まれた。
一方で得意分野のことは教えるのが上手いと言われ、試験勉強は人に教えることでまかなっていた。

大学に入ってバイ

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昭和のgifted-67 生きてるうちに成すこと

昭和のgifted-67 生きてるうちに成すこと

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SNSで繋がっているだけの知人が、奥様を亡くして迷走している。最初はちょっと心配、なだけだった。

婚活を始めたり、通常運転な投稿があったり、まぁ思い悩むことは積極的分離の始まりだろうから頑張っておくれよ、と思っていた。

満たされていない状態をどうにか満たそうとしてもがく様を見るとつい過去の自分と重ね合わせてしまう。

だがしかし、頼れる、または気を散らすことができるもの

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昭和のgifted-66「思い」は止めるな

昭和のgifted-66「思い」は止めるな

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「ダメだってわかってるけど、泣いちゃう」

とか

「こう思うのは良くないとはわかってるけど、苛々する」

とかは言わない方がいい。「わかってるけど」って大人ぶりたいだけの言い訳なんだ。だからそ気持ちが本当はどうなのかはわかる人にはわかってしまう。

わかってても止められない気持ちは止めない方がいい。

止めれる程度なんだったら気にもするな。

「でも気になっちゃう!」は酔

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