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私の仕事観(一応現役金融マン)

皆さんこんにちは。
みんなの気になる樹です。

投稿が久しぶりになってしまった。

今日は私の仕事観についてお話ししていこうと思う。
以前にYouTuberをやっている理由は記事にしたことがあるので、ぜひそちらも参考にしていただけると嬉しい。

皆さんは、自分の仕事に対してどのように向き合っているだろうか
人によってさまざま思いを持って仕事をしていると思うが、その全ての思いを私は肯定したい。
一方で今から書く内容は、少なからず自分の仕事観を否定されたと感じる人もいることと思うが、そのような意図がない点は先に断っておきたい。

私は業界では大手と言われる金融機関に勤務している。
社内では政治的な仕事もあれば、御用聞みたいな仕事もある。
今の給料や生活環境に全く不満もない。
(というか会社のお給料にあまり興味がない。)
そんな私は自分の仕事に対して「自分の仕事なんて誰にでもできる仕事だ」と思うようにしている。

仕事をする中で邪魔なもの、それは仕事に対する「プライド」だ。
・自分の仕事は自分にしかできない。
・自分は誰よりもこの仕事を高品質で早くできる。
このような考えは、実にくだらない。

しかし、少なくない人が自分の仕事に対してこのように思っているのではないだろうか。
私も、かつてはそのように思っていた時代があった。
20代後半頃までだろうか。

私が今の仕事にプライドを持たなくなったきっかけは、所詮は会社の仕事なんて、誰にでもできる他人の仕事に過ぎないと気が付いたことだ。
よくよく考えてみれば分かることだ。
会社で降り注ぐ仕事の一つ一つにプライドを持ってやり抜いたところで、それが誰のためになるのか。
会社の利益にはなるかもしれないし、一時の自分の評価になるかもしれないが、自分の人生においてその仕事の成果が利益になることはほぼ無い。
むしろ損になることの方が多い。

仕事に対するプライドとは人生における自己承認の表れだ。
職場で承認を満たす考えは、そのほかの環境でも承認されていると勘違いする原因となりかねない。
結果、目の前の自己承認を満たすことのできる仕事には満足できるが、それ以外の仕事に目が向かなくなり、人生の視野が狭くなる。
私はこのように考えている。

一方で、自分の仕事にプライドがなく、自分は誰にでもできる仕事をやっていると思考すればどうだろうか。
くだらない仕事は片手間に、自分にしかできないかもしれない仕事にもっと巡り合いたいと思えないだろうか。
今の仕事がつまらないと思えないだろうか。

仕事を覚え始めたころは、周りの上司同僚がとてつもなくレベルの高い人たちに見えた。
そこに憧れ追いつこうと思い仕事をする中で数年が経過し、ふと周りをみれば自分もそのレベルに達していることに気がついた。
その時、急に虚無感に襲われた。
「なぜ誰にでもできる仕事を頑張っていたのか」
「この仕事を頑張ったところで、自分になにか見返りはあるのか」

結果として、プライドを捨てたことは私の仕事においてプラスの影響もあった。
・拘らないから仕事が早く終わる。
・今の仕事に対して思い入れもないから、素直な意見を周りに言える。
・職場でも客観的に物事を把握できるようになる。

他にも挙げ出せばキリがない。
自分の仕事が誰にでもできるありふれた仕事だと思えば、自ずと興味は他に向く。

日本は転職率が諸外国と比べて未だ低い。
私は転職経験こそないものの、職業は投資家/YouTuber /会社員だ。
転職率が低いのは、終身雇用制度と転職成功率の低さ(定期採用社員優位)と言われている。
しかし本当にそうだろうか。
真の原因は、誰にでもできる仕事を自分にしかできない仕事だと思いたい人が多いことではないだろうか。
誰にでもできる仕事にプライドを持って取り組めば、自己承認欲求が満たされる。
素晴らしく楽で退屈なことだ。

その退屈に耐えれなくなった私の仕事観、
その結果が、「自分の仕事なんて誰にでもできる仕事」として向き合うこと。
皮肉にも、人生楽で退屈したくないが故に今の仕事を頑張らないという選択をしたわけだ。

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