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Youtubeという低収入労働を続ける理由

皆さんこんにちは。
みんなの気になる樹です。

今日は、私がYoutubeという副業を辞めない理由についてお話していこう。

政府は近年、副業の推進を積極的に行なっている。
平成30年1月に厚生労働省が「モデル就業規則」の内容を改訂し、これらで副業や兼業に関する規定を新設した。
さらに令和2年9月には「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を新設し、会社員の副業は政府の推進する雇用改革となった。
これらの結果、副業を解禁した企業は数多くあっただろう。

しかし実のところ副業自体を禁止する就業規則は、職業選択の自由に対する憲法上の問題を指摘されており、かねてより議論されて来たところである。
事実、副業を原因とする解雇については、企業側が敗訴しているケースが数多く存在する。

一連の副業解禁の流れは、雇用者と労働者における立場を対等に近づけた結果、起こるべくして起きた雇用の変化であったといえよう。

そして私も副業を会社に公言して堂々と覆面Youtubeをやっている訳だが、正直、このYoutubeという副業は厳し過ぎる社会だ。

私の毎月の収益状況はチャンネル内の動画で公開しているので、ぜひそちらの動画を見ていただければと思うが、投下時間に対する収入額があまりにも不釣り合いである。
毎月Youtubeに100時間程度は時間を割いていると思うが、そこで得られる収入は平均で約40,000円程度だ。
それでも、自分の言いたいことを言い放つだけで毎月40,000円の収入を得られるとすれば、そんなに気楽な仕事はないと言えばそうかもしれない。
(やってる本人は、会社で働いている方が気楽だと思っている。)

一方で、世の中の副業の実態とはどんなものなのだろうか。

厚生労働省調査によると、副業をしている人の割合はサンプル15万人中9.7%だという。
そして下記の記事では、副業をしている人の副業収入は実に190万円にもなるというのだ。
(調査の精度は不明)

と言っても、所得階層別に見た場合、所得200万円以下の人の副業割合が圧倒的に多い。
結果、生活のために収入の効率を求めて副業をしている人と、私のように道楽半分で副業をしている人を比べれば、前者の方が副業収入が多いのは当たり前だ。
私も日々Ubereatsをした方が金になると頭の中では考えている。

では、私がここまでお金にならないYoutubeを続ける理由とは何か。
それはYoutubeの事績が、この世の中で1番わかりやすい実績の一つだからだ。

私は本業として金融機関に勤務しているわけだが、その中で多数の企業の人たちと顔を合わせ仕事をする場面がある。
もちろん個人顧客も多数見てきたわけであるが、どの局面においても相手の市場価値を測ることはなかなか難しい。
名刺には企業名や役職が記されており、話をすれば相手がどのような仕事をこれまでにやってきたかはある程度理解ができる。
しかし、それで相手の市場価値を測ることはなかなか難しい。

一方でYoutubeはどうだろうか。
Youtubeにおける市場価値の測り方は登録者と再生回数だ。
残酷ではあるが、客観的データが常に表に表示されている。

この先いずれ転職をするかもしれないとした場合に、自分の市場価値を客観的に相手企業に伝える場合の肩書として、Youtubeという実績は非常に有効になると考えている。

終身雇用の時代が終わるこの先の社会で身を助けるのは、誰にでもわかりやすい客観的な実績だ。
私にとってYoutubeは名刺だ。

だから私はYoutubeという低収入労働を辞めないし、今後も続けていこうと思う。

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