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進まないとわからない。

知らない土地を訪れて
地図アプリを開くと
自分の居場所と
目的地を教えてくれる。

目的地までの道のりを
調べることもできるのだけど
道端に音声が流れ出しては
気持ちも落ち着かないので

普段は案内を使わない。
あの青い丸に頼るのだ。

いや、音声は案内にするために
あるものなのだけど

あの音声が私との
コミュニケーションを超えて、
街に響いてしまうことに
少々の抵抗がある。

以前、大都会東京駅前で
iPhoneの声が響き
血圧が上がる思いをした。

夏だったから
もれなく汗もタラタラ。

小さなことだけど
その刺激が生まれないための
生活の工夫とも言える。

音声案内を使用しないとなると
建物の配置で自分の
現在地を把握することになる。

全く知らない土地の
しかも予期せぬ改札口から
地上に出た時には
それは焦るがワクワクもする。

そんな時
ふと自分の口から出た言葉に
励まされた。

これが本題。

「進んでみなくちゃわからないから
  一旦歩いて確かめよう」

不安や恐怖にめっぽう弱くて
すぐに敏感に感じ取って
それらが起こらないように
丸く行動してしまう。

そんなんだから、
行動はいつも遅くて
なんなら行動できずに
足踏みなんてよくあること。

自分でも何をしているのだろうと
思うのだけど、
進めないし、
進めない自分が嫌になる。

そんな自分の生き様に
向けられたような言葉に
知らない土地でハッとした。

進んでみて違えば戻ればいいし
いい道があればそこから
合流したっていい。

確かなのは、
そこにいつまでも動かずにいたら
方向が合っているかも
間違っているかも

なんの情報も得られない
ということ。

そうやって人生の選択も
できたらいいのに。

あの青く動く点を
上から見ている人
さぞ面白いだろう。

自分なのに。

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