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良き父親とは。



意外に本人は、
良き父親だと本気で思い込んでるから、


厄介なヤツなのかもしれません。


ワタシもまさか自分が“義理父親”に悩まされるなんて、思ってもいませんでした。


私の実の父親との関係も子供の頃からずっと仲良しこよしの幸せな関係ではありませんでした。


私の父親は、自分のことを良き父親だとは今でも思ってもいないと思いますが、

お客様からは、マスターと呼ばれ、
遠い親戚からはヒロちゃんと呼ばれ、
母からはお父さんと呼ばれ、


今では自分にとって一番でもあり、
サイコーの父親だと思える尊敬して愛おしい存在となりました。


その背景には、自分で自分なりに父親と向き合い、自分と向き合っていく中で、

父が自分のことを嫌いだから怒るのではなく、自分のことを愛してるから、叱ったり、

心配だから、愛情とは裏腹な態度で、

そんな父親がワタシに自分の生い立ちや過去の話を打ち明けてくれたり、

時に子育てで、自分自身が両親に育てられたことのない葛藤にいたことや、

母親からは、自分が覚えていない赤ちゃんの頃の父親は、仕事よりも優先して私との時間を過ごすために、よくドライヴしてたと話してくれたことなど、

そして、
父の愛情表現の仕方がわからないと正直誠実に娘と向き合い私の目の前で涙ながらに話してくれたことが、

私の心を優しく癒してくれたのでした。

私は愛されてたんだなと思ったのと、

それまでは周りの人たちと比べる自分もいて、私の父親は普通の父親らしくないと勝手に思い込んでしまっていたらしいと気づきました。


マイケルの父親は、
とても厄介なヤツです。


マイケルが10歳の時に離婚して、
マイケルだけ父親と新しい仮家に住み
20歳前に両親のヨリが戻って両親は10年の離別を得て2回目の結婚式を挙げて再婚したのでした。


私は義理の両親の運命を感じるような恋愛ストーリーにときめいて、いつも尊敬していました。

義理の母親が亡くなるまでは、
義父とはそんなに近い存在でもなく、
直接話すこともあまりなく、
どんな人物か、
義理の母親と祖母の存在があまりに天使のような人すぎて、私の中ではあまり存在感はありませんでした。

いつも義理の母親の側にいて、
私にとっては無口でとても紳士に見えて、
いかにも良き父親像らしい静かな人でした。

義母が亡くなる頃、義理の妹たちから、少しづつ義理の父親との葛藤することがよくあったこと、金銭感覚の違いをよく耳にはしてはいたものの、夫婦によくある話かなというくらいで、気にも止めていませんでした。


いわゆるドケチ
それだけだったら、
なんの事もないのですが、
娘と息子に対しての対応の違いと、

父親も特権のように
息子を自分の都合よく使う行為も
そこには【respect】という気持ちさえもなく、

マイケルは、ココロから父親が大好きで、子供の頃から体罰を受けアンフェアな扱いをされていたにもかかわらず、素直にいつも【approve】されたい気持ちが強くコントロールされるがままに、父親に頼る気持ちも依存のように彼自身の自己肯定感が弱くなっていく彼をみていて、

ウンザリすることがあったのでした。

父親もマイケルのためにと思ってしてるから、困ったものです。



第三者の私の目の前では、ハッキリと父親と子供の健康的なリレーションシップではないことを薄々感じるようになっていました。

娘のエイミーも父親との意見の違いや勝手に色々入り込んで、なんでも買ってきてくれる彼にウンザリしたそうです。

父親は良かれと思って色々買ってくるというところ、一件するととても良い父親だと思いでしょうが、コレが曲者で、本当に本人が欲しいものだったり、良いものだったら良いんだけれど、偽物や紛い品というお金をセーブして買ったことを自慢するけれど、結局のところ満足するようなものではなく、押しつけに過ぎなくなってくるのです。

彼は自営業者で自分の会社を経営していたことから、自ずとケチになっていったということも理解できても、【boundaries】があって、し過ぎると逆に無駄な金となってしまうということもその過程を見て学んだことでもありました。

そして稲盛和夫氏も
接待に吉野家の牛丼でドケチだったという記事を見て、

お金持ちや成功者はケチなんだと言ってる記事もよく見かけますが、

ワタシは稲盛氏は成功したお金持ちですから、相手に気を使わせずに、お金ではなく、お金を使わなくとも付き合える人間関係かを知りたかったと思うし、


とても粋な「おもてなし」だったようにも思いました。


それと関連して元日産のCEOカルロス・ゴーン氏節約の人でも有名で、
2兆円とも言われる莫大な借金を抱えた日産の会社の立て直しをしたことで、
一時は解雇で叩かれたりもしたけれど、
日本中で一躍大スター扱いされて、
経費を削ることを一番に考えたというところに共通点を感じて、

会社経営のトップ会社のお金だからとお金を使うところを見ていたら、一社員はそれが当たり前だと思って使ってしまうと従業員の数は多いわけですから、いつしか赤字に傾き、経営悪化する方に進んでしまうのは目に見えていることなんじゃないかなと思ったのでした。

というのもある知り合いの息子さんが、大手に就職して順風満帆に海外にも行き来するように充実した仕事をしてる様子でしたが、少し気になったのは、
車の運転免許証が時効になってしまっていても必要になったら、「会社が出してくれるから」と言っていたところです。


会社の経費をしっかりと把握して、
トップはどのようにお金を使ってるか、
日本の企業はその会社のお金の使い方がズサン過ぎて、
そういう文化というか国民性にカルロス・ゴーン氏は自分だけが節約してることにウンザリしてしまったのかもしれません。

自分の子供たちも巣立って、手が離れたことでつい自分の心にも魔が刺してしまったのか、それとも誰かの陰謀かもしれないですよね。
真実は本人のみ知ることでしょう。

Netflixで観るまでは、

悪人のように思っていましたが、

お互いのコミュニケーション不足会社経営の仕方の違いによる複雑な人間関係も見えてきます。


そんなこんなで、
父親って、

本当に社会的な成功と
人間関係の複雑さを抱えて、


家族を愛するが故に、
犯罪にまで巻き込まれてしまうケースもただ多くあるのかなと。。。


自分が関わる家族だけではなく、
いろんな家庭を遠目に見ながら、
仕事と家庭の両立は難しいのかもしれないとさえ感じました。




家族に愛されて、
幸せそうですね♪
改めて、

父親とは、
会社経営と
多くの重荷を背負ってるけれど、

カルロス・ゴーン氏のように
日本では
家族に愛されてる父親はどれだけいるのでしょうか。

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