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#1 - 起業する理由を整理する

どうも、熊谷です。

今回は「起業する理由」について。


■ 起業する理由は人それぞれ

読者の皆さまは、どうして起業に興味を持っているのでしょうか?

起業を志すきっかけとなった原体験があるのでしょうか?

誰か憧れの人が起業しているからでしょうか?

金銭的・時間的な拘束から解放されるため?
満員電車に乗らなくていい生活を望んでいるため?

はたまた、将来実現したいビジョンがあるとか?
幸せにしたい誰かがいるからとか?

これまで私自身が出会った起業家の方々も「起業した理由」はマチマチでした。人によってバラバラで、かつその種類も結構豊富。

なので、おそらく「この理由で起業するのが正解」というものはないはずです。

界隈では「こういう理由での起業はやめろ」という話はよく聞きます。

しかし、本当にそういった起業理由があるのかは疑問です。

個人的な意見ですが「起業理由が〇〇だと、その人のマインドが△△である可能性が高いので、成功確率が下がりますよ」的な話だと思っています。
つまり、理由そのものというよりは、その理由を思いつくあなたのスタンス・マインドが原因で成功から遠ざかってしまいますよ、というお話。

例えば「億万長者になるために起業しました」という理由が悪いのではなく、「(お金のことしか考えていないスタンスなので)市場が変化したり、突然高い壁にぶち当たった時などに簡単に諦めてしまうのだろうな」と聞き手は想像するわけです。でも、お金を理由に起業したとしても「どんな局面でも諦めない性格」であれば、先の聞き手の想像の域を超えていくことでしょう。

といった感じで「起業する理由」は人それぞれでいいと私は思ったりしています。


■ では、なぜ起業するのか?


その上で、改めてあなたはなぜ起業をするのでしょうか?

この点は、これから実際に起業に動き出す前に整理しておいた方が良さそうです。

なぜか?

起業家のインタビュー、書籍、記事を見てみると、
多くの起業家が「GRIT」つまり「やり続けること」の重要性を語っています。

一代で松下電器産業(現:パナソニック)を築き上げた、実業家の松下幸之助氏はこう語っています。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するところまで続ければそれは成功になる。

松下幸之助(松下電器産業 創業者)

「とにかくバッターボックスに立ち続けること」が重要であり、「決して諦めないこと」が重要であり、「やり続けること」そして「ゲームから降りないこと」が重要であるということです。

そうなると次に「続けるだけの理由(あるいは何か)」が必要になるでしょう。

これもまた人それぞれですが、逆境に耐えうるだけの”楔”が必要なのです。

そういった意味で「なぜ起業するのか?」を言語化し胸に刻むことが、逆境にも流されず折れないための楔を打つことになるのです。

■ 私の起業する理由


ちなみに、私の起業する理由は大きく2つ。内向きな理由(私自身にベクトルが向いたもの)と外向きの理由(社会に対してベクトルが向いたもの)があります。

🏠内向きな理由
時間的/金銭的な制約から解放され、あらゆる選択肢を持った自分になるため(好きなものを好きな時に買ったり、やりたいことをいつでもやれたりできる状態。さらには、自分以外の大切な人にもその選択肢を分け与えられている状態)

🌏外向きな理由
過去に失った大切な人と同じような人を増やさないため(家族や友人を身近で亡くした経験から「健康・安全」に貢献したいと思った。一方、それをボランティアでやってみたが、継続性がない&影響範囲が狭く、ちゃんとしたビジネスとして成立させる必要があると知った)

です。

しかし、ここで注意しておきたいことは「私の起業理由は ①1つではない ②日に日に変化している」ということです。

先に記載した以外にも起業を志したきっかけはいくつかあります。

・映画「ソーシャル・ネットワーク」を観て、大学生が趣味で作ったサービスが世界を変えたという事実に魅せられた

・ソフトバンク・孫正義氏が被災地に多額の寄付をしたことを知り、やはりこの資本主義社会では資本を多く持った人が多くの人を救える可能性があるという事実を目の当たりにした

・いつも尊敬できる・カッコいいなと思ったのは、職場の人ではなく、起業家だった

・モテそう

などなど

そういったきっかけが生きていく中で複合的に絡まり合い、蓄積し、ある一定のラインを超えた時に爆発する。
まさに、花粉症の発症メカニズムに近いと思っています(バケツ理論ってやつ)。

■ まとめ

ここまで「起業する理由」について、あれやこれや話してきましたが、

皆さんの「起業する理由」は言語化できましたでしょうか?

もし、整理ができたよという方は、ぜひ私にも教えて欲しいです。
(もちろん、そもそも決まっているという尊敬すべき先輩起業家の方も)

本当にやりたいことであれば、誰になんと言われようとそれを続けるだろうし、もっと言えば、相手の反論なんて全く刺さらないでしょう。


成功するには成功するまで決して諦めないことだ

アンドリュー・カーネギー(実業家・鉄鋼王)

ぜひ、今のビジョンを持ち続けていき、少し先の未来で今よりももっと明るくなることを祈っています。

私自身も、それを体現できるよう、日々精進して参ります。

それでは、また。

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