Fintech革命 ブロックチェーンのセキュリティについて調べてみた。
皆さんはFintech(フィンテック)とう言葉をご存知でしょうか。
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまなサービスを意味します。
今回はFintechで注目されている技術であるブロックチェーンについて調べた事を書いていきます。
ブロックチェーンは今回が2回目の記事となります。1回目の内容と合わせてご確認ください。
1回目の記事はこちら。
はじめに~ブロックチェーンの改ざん防止機能
前回はブロックチェーンの歴史とプルーフオブワーク(PoW)認証アルゴリズムの説明を書きました。
今回はブロックチェーンのメリットである改ざん防止機能の説明を行います。
ハッシュを用いた改ざん防止の仕組み
前回の記事でも書きましたが、ブロックチェーンの各ブロックは、
一つ前のブロック情報を暗号化されたハッシュという情報を持ちブロック間の整合性を保ちます。
ハッシュはハッシュ関数という計算式に値を当てはめると暗号化された乱数(ハッシュ値)を出力します。
当てはめるハッシュ値は長さの制限はありませんが、出力される乱数は固定長となります。
(代表的なハッシュ関数であるSHA-256は64文字の乱数を出力します)
ハッシュ関数は入力値に同じ値が当てはめられた場合は必ず同じハッシュ値を出力しますが、
少しでも違う値が当てはめられた場合は異なるハッシュ値が出力されます。
ブロックチェーンでは前のブロックの取引情報のハッシュ値を持っていますので、ブロック内取引情報が改ざんされた場合は、後続ブロックとのハッシュ値と不整合が発生しますので改ざんが発覚します。
結論:ブロック内のハッシュ値の整合性でチェーンの改ざんが検知できる仕組みに成っている。
ナンスを用いた改ざん防止の仕組み
前ブロックのハッシュ値を持つ以外にブロックチェーンでは、改ざんを不可能にしている仕組みがあります。
新しいブロックが追加された際にハッシュ関数から出力されるハッシュ値(乱数)は一定のルールを満たしている必要があります。
取引情報と前ブロックの値は変更できませんし、ハッシュ値(乱数)乱数をルールに満たした値に合わせるのは不可能ですので「ナンス」という値を加えてハッシュ値を出力しルールが満たされる様に調整します。
ナンスを加えても1回でルールを満たしたハッシュ値を取得する事はほぼ不可能です。その為ナンスを調整しながらルールに合致するハッシュ値に成る迄、何度も何度も値を探します。
このルールに沿ったハッシュ値を探す事を「マイニング」と呼ばれています。
以上により、ブロックチェーンに改ざんが発生しても、改ざん対象のブロックのマイニングに時間が掛かりますし、更に改ざんされた以降のブロックも全て改ざん情報でマイニングしていく事になります。
その間に改ざんされていない正規のブロックも追加されていく事を考えると、改ざんした側が処理が追いつく事は不可能となります。
結論:ブロックチェーンは自身の仕組みにセキュリティ対策を行っている。これによりブロックチェーンは管理者がいなくても安全に運用できます。
最後に、
今回はブロックチェーンの改ざん防止の仕組みについて調べた事を記載しました。
ブロックチェーンは今後も学習を進めていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次の記事はこちら。
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