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骨盤の傾きでわかる身体の特徴〜骨盤前傾〜

自分の姿勢を意識したことはありますか?

よく書籍やネットにある骨盤矯正の方法など、セルフケアの方法は今はネットを利用すれば、
誰でも無料で手に入れることができるようになりました。


中には中身のないような悪質なものも存在しますが、大体のものが効果のあるアプローチであることが多いです。


ですが、効果を出すにはとても大事な条件があります。


それは自分の姿勢の特徴や身体の特徴がわかった上で行わないといけないと言うことです。


どんなアプローチも万能ではなく、それぞれ適応が存在します。


自宅で行う場合、その方法が自分の身体にあっているのかを自分で確認しなければなりません。


今回は

自分の姿勢のことがよくわからないと言う方に対して、

主に骨盤が前傾している人の特徴や姿勢を確認するチェックポイントを紹介していきます。



骨盤が後傾している人の身体の特徴に関してはこちらを参考にしてください。


骨盤の前傾?後傾?よくわかんない!
と言う方はまずはこちらを読んでいただくとより理解しやすいと思います。


この記事を読むと以下のことがわかります

骨盤が前傾している人の姿勢の特徴がわかる
骨盤が前傾している人の身体の使い方の特徴がわかる
骨盤前傾に対するアプローチ方法がわかる


骨盤が前傾している人の身体の特徴

骨盤が前傾している人の姿勢の特徴は

お尻が後ろに引けている
背骨が大きく後ろに反っている
鳩胸

などが考えられます。

骨盤が前傾すると、重心は前に移動します。


重心が前に移動するため、自分の身体のバランスを保つため、重心を後ろに戻そうとする反応が起こります。

それは下半身では膝を伸ばしたり、脚の付け根(股関節)を曲げたりする動きであり、
上半身では、身体を後ろに反らせるような動きになります。

そのため姿勢は、全体的に背筋が伸びたような見た目になります。

この姿勢は意見すると「よい姿勢」に見えますが、

背中の筋肉を中心に過剰に力が入っている状態になり、負担が集中しやすい姿勢であることが多いです。


骨盤が前傾している人の動き方の特徴

先述したように、骨盤が前傾している場合、
前に偏った重心を後ろに戻そうという反応が起こっています。

立っている姿勢で重心を後ろに戻す身体の動きは


足首を下に倒す(足関節の底屈)
膝を曲げる(膝関節の屈曲)
背骨を後ろに反らせる

などになります。


股関節の運動を除けば、身体を伸ばすような動きが多いことが特徴です。


重心が偏っている状態では、まず重心を元の位置に戻そうとする反応が優先されます。


そのため、重心が前に偏る骨盤の前傾の状態では、身体を伸ばす動きが出しやすくなり


反対に身体を曲げるような動きは出しにくくなっています。(膝を除く)

身体の各関節には、「可動域」という動かせる範囲というものが決まっています。


加えて、私たちは「倒れない」ことを前提に身体を動かす傾向があります。


そのため実際では足首や膝などの一部の関節には、
立っている状態での動きに制限がかかります。


立っている姿勢を保つためには、足首は大きく動かすことはできませんし、
膝関節は曲げる方向よりも伸ばす方向の動きの方が可動範囲が狭いです。


この辺りは細かく話すと複雑になってしまうので、割愛して要点のみお話しします。


つまり、骨盤が前傾していう人の場合、立っている状態では、足の付け根や腰が動きやすい状態になります。


今回もスクワット動作を例に考えてみましょう。


先ほど動き方の特徴を踏まえて、骨盤が前傾している人のスクワットを考えてみると、


足首、膝が曲がりにくい(足関節が底屈優位に動くため)
脚の付け根がよく曲がる(お尻が後ろに引けやすい)
腰が反りやすい

という特徴が出ます。


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前回紹介した、骨盤が後傾している人のスクワットの特徴と比較していただくとその違いがわかると思います。


骨盤の前傾に対するアプローチ

今回はスクワットをしながら、
骨盤の前傾に対するアプローチを行なっていく方法をお伝えします。


骨盤が前傾している人がスクワットをするときに注意する点は


お尻を後ろに引きすぎないこと
腰を反らせすぎないこと
脚を伸ばすときにお尻の筋肉をしっかり使う

の3点です。



骨盤が前傾していう人の場合は、膝はそこまで曲がりすぎることは少ないので、
脚の付け根と腰を意識すればよい姿勢になりやすいです。


この2点を注意しながらスクワットのフォームを意識する方法として、

手を膝に当てながらスクワットを行うとよい姿勢をキープすることができます。

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骨盤が前傾している人は、膝をの伸ばす動きが強くなりやすいため、脚を伸ばすときに太ももの筋肉を過剰に使用してしまう傾向があります。


太ももを過剰に使用すると、骨盤の前傾をさらに助長するようになってしまい、腰が反ることから腰痛など引き起こす要因にもなります。


そのため、脚を伸ばすときは、お尻の筋肉をしっかり使っていくことが重要になります。


脚を伸ばすときにお尻の筋肉を使うために意識する場所は足の裏です。


太ももを過剰に使いやすい人は、脚を伸ばすときに足の指で過剰に踏ん張ってしまう
傾向があります。


足の裏全体で踏む感覚、体重を少し踵の方に移動させるようなイメージを持ちながら行うと、


太ももを使いすぎずに、お尻を使う感覚がわかってくると思います。

最後に

今回は骨盤が前傾している人の姿勢や動き方の特徴を解説しました。


前回の骨盤が後傾している人の特徴も合わせて読んでいただくと、より身体の特徴がわかりやすいと思います。


骨盤の歪みと言われているものも、実際はこのように傾きで考えることができます。


今日からの身体のケアの参考にしていただけたらと思います。

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