見出し画像

二の腕を細くする姿勢ケアについて

この時期だんだん二の腕が気になってきませんか?

二の腕が太くなってきたが気になる


最近在宅勤務が増えてきたことで、二の腕が気になってきている人は多いのではないでしょうか。


今回は二の腕が気になる方に対して、姿勢の観点から解説していきます。


今回の内容を読むことで以下のことがわかります。

二の腕が太くなってしまう理由を姿勢の観点から解説
二の腕を細くするための姿勢をアドバイス
二の腕に対するストレッチ方法を紹介

二の腕が太くなる原因となる姿勢は、胸椎の後弯過剰の姿勢です


二の腕、つまり上腕骨の動きは肩関節を中心に行っています。肩関節の動きは胸椎の伸展の動きと連動しています。


胸椎が強く丸まった姿勢になることで、肩が上がりにくくなります。


肩を上げる筋肉は、主に「三角筋」と呼ばれる筋肉ですが、肩が上がりにくくなることで、
「上腕二頭筋」と呼ばれる筋肉も使われるようになります。


上腕二頭筋は腕についている筋肉です。
肩を上げる作用もありますが、主には肘を曲げる作用を持っています。


胸椎が丸くなることで、肩が上げにくくなり、上腕二頭筋が過剰に使用されることで筋が固まり、張ることで腕が太くなります。


他にも筋肉が固まることで、腕の周りの血流を阻害する可能性があります。
血流が滞ることで、むくみなどの原因にもなります。


腕を太くなりにくくする姿勢とは

腕を太くなりにくくするためには、上腕二頭筋の過剰使用を抑える必要があります。


そのためには、まず胸椎が適度に伸展した姿勢であることが重要です。


注意点としては、胸椎は正常ですでに丸い状態なので、無理に伸ばそうとすると背中の筋肉に過剰に力が入ってしまい、逆効果になってしまうことです。


解決策としては、背中よりまず骨盤をまっすぐに立てるところから始めることをお勧めします。


背中が丸くなる理由にもつながりますが、骨盤が後ろに倒れてしまうと、重心が後ろに傾いてしまいます。背中は重心の位置を前に戻そうとして丸くなりやすい状態になってしまいます。


骨盤を立てることで、重心の位置が元の場所に戻れば、背中も丸くなる必要がなくなるので、自然とまっすぐになってきます。

骨盤の立てる「簡単な意識」の仕方


骨盤を立てる時は、坐骨に体重が乗っている感覚を意識すると比較的簡単に立たせることができます。


坐骨とは骨盤を構成する骨のなかで、お尻の部分に当たる骨です。


座っている姿勢において
骨盤が後ろに倒れている人は、坐骨ではなく、仙骨に体重が乗りやすくなっていることが多く、
反対に前に傾いている人は骨盤よりも、太ももの部分に体重が乗りやすくなっています。


坐骨に体重を意識すると自然と骨盤をまっすぐにすることができます。


意識の仕方としては普段坐骨はお尻の筋肉で覆われているため、手でお尻の肉を退けるようにしながら座ると、意識しやすくなります。


骨盤が立つと、無理に胸を張ることなく、背筋が上に伸びる感覚があると思うのですぐにわかると思います。


腕を細くするストレッチ

今回は先ほど紹介した「上腕二頭筋」のストレッチを、座っている時間が長い人向けに紹介します。


姿勢は足を伸ばした状態で座ってください。


両手を後ろに伸ばした状態を作ることで、上腕二頭筋をストレッチすることができます。


さらに、在宅勤務で座っている時間が長い人は、骨盤が後ろに傾き、背中が丸まっています。


そのため、今の姿勢からさらに背中を伸ばすようにすることで、上腕二頭筋をさらに伸ばし、ついでに胸の筋肉も同時に伸ばすことができます。


胸の前の筋肉を伸ばすことで、骨盤を立たせるだけでは伸びなかった背中もしっかりと伸ばすことができるので、姿勢からくる腕の負担も軽減させる狙いがあります。


順番としては、まず始めに骨盤を立てる意識から始めましょう。その後に今のストレッチを行う方が身体への負担は少ないはずです。


最後に


今回は二の腕が太くなる原因を姿勢の観点から解説しました。


姿勢は普段から何気なく行っていることが多く、あまり意識することはないかもしれません。


しかし、意外と身体の不調は姿勢から説明できることが多く、トレーニングと違って普段から少しずつの意識で変わります。


この機会に姿勢について興味を持っていただけたら嬉しいです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?