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過集中って何なの?健常者には理解し難いしくみ

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発達障がい×過集中(2018年1月 第1回)過集中とは何なのか?

発達障がい者の傾向のひとつとしてよく聞くのが「過集中」
すべての人がそうではないと思いますが、私はよくなりやすいです。


おそらく、発達障害についてよく知らないという人は、この言葉すら知らないと思います。
初回では、この「過集中」について、当事者が感じている特徴を紹介します。

過集中とは、字のとおり「過度な集中」のこと。たしかに、仕事や勉強で高い集中力を発揮することは、結果を出すうえで必要不可欠です。
ですが、私の場合はその集中力が明らかに度を越してしまいます。周りの何倍も集中してしまうのです。

集中力にムラがある

いつも過集中状態のままでいられたら、と思うことがあります。そうすればずっと仕事していられるし、クオリティを維持し続けられると思う。


だけど、ずっと集中できるわけではありません。集中できない時は本当に悲惨です。


過集中に入っている時とそうでない時の差が激しいのがやっかいです。自分のペースでやれる仕事だと、過集中状態がなくなるまで没頭しつづけるか、全く手につかないかのどちらかです。


過集中状態も、そのときによって全く違います。ひどい時は寝食を忘れてしまうくらいになります。いわゆる、ゼロか100かのどちらかという状態。


また、過集中状態がなくなった後も悲惨な状態です。過集中のあとはへとへとで、やる気も何もないので虚脱感がひどいです。過集中と虚脱感を繰り返すので、精神的にすごく疲れてしまいます。

私にとっては過度に集中しやすいというよりも「集中力にムラがある」という認識です。

過集中はコントロール不可


いちど過集中に入ると、自分の意志で「ピタッ」とその状態を止めることは不可能です。つまり気持ちの切り替えが苦手なのです。しかもいつ過集中がやってくるかわからない。自分でコントロールすることができないのも、やっかいな理由のひとつ。


過集中になったタイミングで一気に仕事を片付けるようにしていますが、正直、いつなるか分からない(笑)1日中過集中にならないと、仕事はいつまでたってもすすまないし。


過集中を軸に仕事内容を調整しているものの、万が一のことも考えて、過集中でない時でもクオリティの高い仕事ができるよう取り組んでいます。まだまだできてないです…

過集中がハマるもの・ハマらないものがある

なんでも過集中で乗り切れるわけではありません。過集中になりやすいもの、そうでないものがあるのです。


例えば私の場合、勉強しているときに過集中になることはほとんどありません。ここで過集中になれたら成績優秀だったと思うのですが…(笑)


ですが、文章を書くときには過集中になります。キーボードをたたき始めると頭の中にとめどなく考えがめぐり、指が絶えず動き続けるという感覚です。早いスピードで。


よって、過集中になっている時はめまぐるしく文章を生み続け、細かいチェックや誤字脱字、違和感はないか?という確認は過集中が終わってからにしています。やはり虚脱感が強いので、お菓子でもつまみながら。

よって、コントロールはできないけれど、適宜対処しつつやっています。


ですが、これは発達障害の診断を受けた後から心がけていること。それまでは周りのみんなも似たような感じだと思っていました。だから相談することもなく、自分がうまく集中できないのが悪いのだと思っていました。

もっと早く診断を受けて、過集中も発達障害ならではだとわかっていれば、きちんと対策をたてて学生生活を送れたのにな…とモヤモヤ。

本人に自覚がない


先ほども言ったとおり、過集中を自覚したのは診断があって以降のこと。
客観視すれば明らかに異常な集中力なのに、本人にはその認識がありませんでした。


本人が困ってなければいいのですが、何日も寝食を忘れると、さすがに健康状態に支障が出ます。その前に自覚できるといいのですが、なかなか難しいですね…


私の身に起こっている「過集中」についての話でした。
あくまで当事者のひとりとして、経験をベースにまとめています。
次回も引き続き「発達障害×過集中」をテーマにお話しします。

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