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アジア旅はいかが?食べて、祈って、癒される。神々の島バリ

今年はヨーロッパ旅行を予定しています。先ほどホテルを予約していて改めて気づきましたが、フライト時間が驚くほど長いです。

羽田→フランクフルト 14時間50分
フランクフルト→羽田 13時間00分

もともと遠い国々であることは承知していますが、ロシアを迂回するためにさらに遠くなりました。20代ならどうにかなりましたが、今の私は15時間も飛行機に乗ったら翌日動けない気がします。
ということでヨーロッパ旅行は1回に止め、アジア圏をチェックしています。以前、記事にしたダナンも素敵なのですが、他にどこが良いかな〜と、ふとバリ島とシンガポールで撮影した写真を引っ張りだしてみました。
「バリ島とシンガポールを巡る!」といったツアーでセットになることもある2カ国。
今回は写真を中心にバリ島の魅力を語りたいと思います。

神々の島 バリ

東京から直行便で7時間半ほど。
空港を出るとすぐ暖かい風と異国情緒溢れるエスニックな香り。

成田空港⇔デンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)の直行便はANA・JAL・ガルーダ・インドネシア航空が運航しています

バリでは毎日つみたての花を線香とともにお供えします。
この可愛いお供え物(チャナン)が家やお店の前、道の脇など、様々なところに置かれており、これが香りのもとの1つだと思います。

チャナンを撮影するのは失礼かな?と思いカメラを向けるのは控えたのですが、後々聞いてみると全くそんなことはないそうです。お供えした時点で役目を終えており、時間が経つと踏まれたのか?ぺちゃんこのチャナンもたくさんありました。毎日すべて捨てて、毎日また新しく作るそう。
日々のお供え、お祈りを大切にするバリの人々。この思いによってバリ島全体が神聖な雰囲気で清められているように感じました。

代わりに綺麗なお花飾りをたくさん撮影しました
新鮮なお花で丁寧に飾り付けされています

ベストシーズンは毎日。365日。

バリ島には乾季(おおよそ4月~10月)・雨季(それ以外)があり、ベストシーズンは天候が安定する乾季と言われています。
わたしは何も知らずに雨季のど真ん中である1月下旬に行ったのですが、滞在中に一度も雨が降りませんでした。
現地で聞いたところ、雨季でも雨はスコール程度で一日中降り続けることはあまりないそうです。そして気温は年間を通して28℃前後。
つまり、どの時期に行っても楽しめるのです。これは大変有難い。
現地でよりよい食事やアクティビティに予算を割けるよう航空券やホテルのセールを狙うのがおすすめです。

一年中、色鮮やかな可愛いワンピースで過ごすことができます

溢れる美しい自然

バリには美しい海が多くあり、サーファーにとって天国と言われるほど。
また、ダイビングツアーやパラセイリングなど大人から子供まで楽しめるビーチアクティビティが豊富。一方で、緑が美しい田園や山々に囲まれた大自然で過ごすことができるのも魅力です。
都会の喧騒から離れて自然の力で癒されたい・・・という方はぜひ一度行っていただきたいと思います。

特に人気なのが、映画「食べて、祈って、恋をして」のロケ地にもなっているのがウブド地区

インドネシア共和国観光省公式ページより

ウブドはバリ島中部にあり、島最大の繁華街であるクタ地区からは車で約1時間半(空港からも同じくらい)です。
遺跡や市場、後述のネカ美術館もあり、大自然だけでなく伝統工芸やアートを楽しむことができます。
特に建築物に施された細かい彫刻が美しく、見惚れて立ち尽くしてしまうほどでした。

サレン・アグン宮殿(ウブド王宮)のコリ・アグン(中門)
建造物1つ1つが美しい
舞踊の公演にも使用されるアンチャッサジ(中庭)
作品が飾られている庭
ウブド市場は改装工事中で2023年3月頃に完了予定とのこと。とても楽しみです。

バリの良いところは、ウブドのような特別なエリアに行かずとも、街中にも自然が溢れているところ。クタ地区にあるラマヤナ リゾート アンド スパに宿泊しましたが、緑が生い茂り、森の中にいるようでした。

部屋からの眺め
アクセス抜群のホテルなので、初バリという方にもおすすめです

バリの街は木々が多く、レストランやスパ施設など、どこに行っても常に自然を感じることできます。
緑に囲まれて涼しい木陰で過ごすゆったりとした時間。本当に贅沢です。

作品から建物、空気まですべてがアート ネカ美術館

「芸術の村」「芸術の発信地」と呼ばれるウブド。その中心部から車で10分ほどの位置にあるネカ美術館は、アートコレクターであるPande Wayan Suteja Neka(パンデ ワヤン ステジャ ネカ)さんが創設しました。
バリ伝統絵画から彫刻、現代アートまで多彩なコレクションを鑑賞することができます。

こちらの建物に入口があります
入口まで歩く間にも数多くの石像が並びます

入口でパンフレットを受け取り進むと、南国ムード溢れる植物がお出迎え。
ネカ美術館は展示室だけでなく、こういった通路や中庭エリアの風景も素晴らしいため一瞬も見逃せません。

館内は「現代バリ絵画」「海外アーティストの作品」など作品の時代や作者、作風などによって展示エリアが分かれています。
レイアウトを確認してから鑑賞すると、その歴史や違いが分かりやすいのでより理解が深まり面白いと思います。

日本の国旗を見つけました
休憩スペースもあります

中庭を通るときに素敵な音楽が聞こえてきたので行ってみると、リンディックを奏でるお兄さんが。やってみる?と声をかけてくださったので体験しました。幼稚園の頃に木琴を習った経験がここで活きるとは。

リンディックは竹でできているバリの伝統的な楽器で、優しくて深い音が出ます。スパやマッサージ店で流されているヒーリングミュージックによく使用されているので聞いたことがある方も多いのでは。
リンディックの音と鳥のさえずり、風で木々が揺れる音、とても癒されました。

扉の装飾もとても美しい

バリ伝統の技法の絵画、西洋美術の影響を受けた作品、細やかで美しい彫刻、建物や自然、音楽まで、本当に見どころ満載なネカ美術館。
アート好きな方はもちろん、静かで心落ち着く時間を過ごしたい方にもおすすめです。

人懐っこく明るいバリの人々

初めてのバリを不安なく過ごせたのはバリの皆さんの人柄のおかげだと思います。
老若男女問わず明るいバリの人々。ホテルではもちろん、お店を探しているときも、カフェでアイスの味を迷っているときも(笑)すぐ声をかけてくれます。見どころが多すぎていつもカメラを構えていたので、どこに行っても「写真撮って撮って~♪」と笑顔をくれました。

ガムランボールのお店で
道で会った子供たち
可愛い姉弟
学校の近くを通ったときも子供たちが集まってきてくれました
ホテルのバーのイケメンも
タクシーの運転手さんも
演奏中もカメラ目線を忘れない

日本語を勉強している方が多く、街中でも「コンニチワ~!」と何度も声をかけてくれたこともすごく嬉しかったです。

幻想的なバリ伝統舞踊

バリ三大伝統舞踊であるケチャックダンス
バリ島の南西端、高さ約70mの断崖絶壁に建つウルワツ寺院で鑑賞することができます。

曇天に浮かぶ断崖絶壁とインド洋

ウルワツ寺院は観光地として有名ですが、バリ・ヒンドゥー教徒の方にとって神聖な場所なのでルールをしっかり確認しておく必要があります。
露出が多い服装はNGなので、ストールや薄いパーカーがあると便利です。
また、生理中の女性は寺院に入れません・・・。ルールやマナーが不安な方は鑑賞ツアーに申し込むことをおすすめします!
※わたしはジンバランビーチでのBBQディナーとセットのツアーに参加しました。
さて、入口で腰布や帯をお借りして向かいます。

美しい景色を眺めながら遊歩道を進みます
断崖絶壁

ケチャックダンスの会場に到着しました。

席は早い者勝ちなので、早めに着席します
18:00の開演時間が近づくと満席に
上半身裸の男性たちが「チャッ、チャッ、チャッ」と合唱し、リズムを刻みます

ここから色々な人物が登場してストーリーが展開されていくのですが、初見では見分けがつかないので、ざっくり「美しいシータ姫が魔王ラワナに誘拐されて白猿ハノマンが助ける」とだけ覚えておけば大丈夫。「チャッ、チャッ、チャッ、チャッ」という大合唱と力強い踊り、美しい伝統衣装やファイヤーダンスまで約1時間、十分に楽しむことができました。

シータ姫
おそらく魔王
白猿ハノマン

伝統舞踏でありながら、途中で急に観客向けにポーズしてみたり、観客にいたずらしにまわってきたりと笑いもあり、終演後には演者が一緒に記念撮影に応じてくれるというフレンドリーさも魅力。
また、ケチャックダンス公演中に太陽が沈んでいき、刻々と変化する美しい空と海も同時に楽しむことができます。

終了後はジンバランビーチにて夜の海を眺めながらシーフードBBQを堪能という最高のコース

ケチャックダンスの他にもレゴンダンス、バロンダンスなどバリ伝統舞踏を鑑賞しながら美味しいバリ料理をいただくディナーショーがおすすめです。

優雅で煌びやかな世界観にどっぷり浸ります
未来の踊り子たちが一所懸命に練習中

食事が美味しい。安い。天国。

旅に欠かせないのは美味しい食事。
定番のナシ・ゴレン、ミー・ゴレン、サテ(肉の串焼き)はもちろん、カレーやシーフードも美味しくて安い。どこに行っても食事に困ることがありません。
(わたしは胃腸弱い族ですが、一度もお腹を壊しませんでした。)

また、おしゃれなスイーツも豊富。雨季に行ったこともあって新鮮なフルーツがとても美味しかったです。フルーツジュースもたくさんいただきました。

お土産選びも楽しい

1つ1つが可愛くてお財布に優しいお土産がたくさんあります。
バラまき用に小さなアロマオイルやお香を大量に購入しました。

お土産屋さんに行くと「安い~~!」と発狂する日本女子をたくさん見ました

その他にもお土産としておすすめなのが
ナチュラルソープ:種類豊富で型崩れを気にしなくて済む。
サンバルソース:どのレストランに行っても出てくる少しピリ辛調味料。
ガムランボール:バリの伝統楽器。小さなサイズはキーホルダーなどに。
モルト:バリのスパに来た!と思うような香りの柔軟剤。
Ellipsヘアビタミン:小さなカプセルにオイルが入っていて持ち歩きに便利。
どれもお手頃価格です。

日本からバリは直行便が毎日運航しており、旅行会社のツアーは2泊4日から設定があります。わたしも短期間の滞在で南部のごく一部だけを周りましたが、それでも十分に満足度の高い旅でした。
なかなか長期休みはとれない、でも海外旅行を満喫したい!という方におすすめです。
土日に有休を少し付け足して、いかがでしょうか?

バリ最高!

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