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高千穂峡で神社巡り

この夏に行った滞在時間24時間弱の弾丸旅レポです。
神社に詳しいわけでも、御朱印ガールでもなく、正しいルートや作法は分かりませんが、高千穂峡の有名どころと気になる神社を厳選しました。

初日、高千穂に到着したのは夕方過ぎ。
ホテルに荷物を置いてひと休憩したらすぐに高千穂夜神楽へ向かいます。
ホテルを出発する時にフロントに声をかけると座布団を貸してくれます。
今回、国民宿舎 ホテル高千穂さんに宿泊しましたが、他のホテルでも同様のサービスを行っているようです。
夜神楽は高千穂神社で毎日20:00から1時間行われています。
事前に予約と支払いをしておくとスムーズです。

夜の神社で笛の音を聴きながら舞を拝観する、非日常で素晴らしい体験でした。(物語の説明もしていただけるので、知識ゼロでも楽しめます。)

翌朝8:30
気合いを入れて高千穂峡ボート乗り場へ
ボートを進めると「これこれ!!」という光景が。

夏は朝一がおすすめ

平日だったので混み合わず、色々な角度で写真を撮影したりと余裕がありました。すごく暑い日でしたが、ここに来るとすごく涼しく爽快。
土日は特に営業時間スタートと同時に乗り場へ行くことをお勧めします。
また、雨で増水すると運休する可能性が高いので、事前に運航状況を確認しましょう。

上から見ても美しい

さて、神社巡り開始です。ラインナップは以下の通り。
中心地の高千穂神社からスタートし、帰りは熊本経由で福岡方面へ向かいます。

高千穂神社(ご利益:夫婦円満、縁結び)

高千穂神社は中心地にあるので、一番行きやすいと思います。広い駐車場もあり。こちらで次に行く槵觸神社の御朱印も一緒にいただきました。
高千穂は僻地にある神社が多いため、宮司さんが常駐しておらず、日付が入っていない御朱印を「ご自由にお持ちください。(〇〇円はここに入れてね)」制度が導入されているところが多いです。

槵觸神社(ご利益:所願成就)

鳥居をくぐると急に緑が濃くなり、タイムスリップしたような気分。
空気がいいからか呼吸をしやすくなりました。
境内はそれほど広くありませんが、ぼーっとしていたくなります。

荒立神社(ご利益:夫婦円満、諸芸上達)

槵觸神社からすぐなので、この2社はまとめて行きましょう。
鳥居をくぐった瞬間、なんだか明るい雰囲気。華やかというか、すごく楽しい。神社によってこんなに雰囲気が違うのが不思議。初めての感覚です。
小さな神社だけど居心地がよくて長居してしまいました。
いくつかある板木を心をこめて力強く7回打つと願いが叶うのだとか。

打たれても打たれても折れない強さ

天岩戸神社(ご利益:所願成就)

こちらは荒立神社から少し離れて、高千穂エリアの東側
地元の方から聞いたところによると、同じ高千穂内でも地区によって神社の飾りの向きだとか、彫り物、神楽、諸々違うのだとか。
たしかに随分雰囲気が違います。
建物が新しく、以前行った伊勢神宮に似ている気がしました。
とても広いです。西本宮からは天安河原まで歩いて向かいます。

天安河原

天岩戸神社からは整備された分かりやすいルートがあり、祠を目指します。
ガイドブックでよく見る石がたくさん積まれている場所です。
すごいパワースポットと言われていますが、本当に不思議な場所だなと思いました。
祠に近づくと急に呼吸が苦しくなり、体が重く感じました。
離れると急に楽に。
後から聞くと同行者も同じように感じており、カフェで隣に座っていたお姉さんたちも同じことを話していました。

秋元神社(ご利益:所願成就、心身健全)

中心地から片道40分くらいかかるのですが、「本当にこの先進んで大丈夫?」と不安になるような道なき道を進んでいきます。
民家らしきものがたまにありますが、人気はありません。

突然、視界に川の上に浮かぶ巨大な岩が現れてびっくり。
背筋がゾクゾクッとしました。
長九郎岩という謎の岩。残念ながら地面がぬかるんで危険で撮影ができず、公式のお写真もなく、気になった方は「高千穂 長九郎岩」で検索してください。
さらに進むと

人がたくさん集まってる
と思ったら、すべて案山子

そしてここでも人の気配はなし。
なのに無人販売所には新鮮な野菜がたくさん置いてある。
世にも奇妙な物語のような世界観です。
少しでも道を踏み外したら転落しそうな道を延々と上り、ついに到着!!

月の光にざわめく おまえの心

階段はそれほど段数がないため境内まではすぐに到着できます。
虫の音とひぐらしの鳴き声、荘厳な空気に圧倒されました。
高い樹木で覆われて、空が狭く感じます。
自然の大迫力。
この秋元神社の拝殿は鬼門(北東)の方向を向いて邪悪な気を抑え込んでおり、強い力を持っているそうです。
今回、1番「来てよかった!!」と思った神社です。

二上神社(ご利益:結婚、礼儀、絵画)

秋元神社もなかなかの僻地でしたが、二上神社も負けていません。
秋元神社から一度中心地へ戻り、山奥へ向かいます。大雨の影響もあり30分はかかりました。車で鳥居をくぐります。
ついに到着!この旅ラストの神社だ~~と境内を見上げると

階段が長すぎて境内が見えない

なぜここを最後に回してしまったのか?
この旅の唯一のミスでした。
そしてよく見てください。

手すりがない。

とんでもなく長い階段にもかかわらず、どこにも手すりがないのです。
ご自由にどうぞ、と杖が置いてあるのみ。
周りに境内までの車道がないか必死に探すも、どうやら途中までしか行けない。同行者はすでに階段を上り始めている。
・・・行くしかない。
階段の奥行が狭く、歩きづらい。スニーカー推奨です。
後ろを振り返ると冷や汗が出ました。落ちたら怪我じゃ済まない。。
無事に上り切り、お参り(←ほとんど記憶がない)、問題は下りる時ですが下が丸見え、ずっと恐怖です。
おかしい歩き方をしてしまったのか、力みすぎたのか、完全に足を痛めました。私は高所恐怖症なのでこんな有様でしたが、同行者は自然を大いに楽しんでいました。

※ちなみにこの記事を書きながらふと他の方の口コミを見ていたのですが
「車で登れる参道あり」と書いてありました。なぜ気づかなかった。

総括

高千穂は町全体が不思議な雰囲気で、本当に素晴らしいところでした。
次はゆっくり食事も楽しみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。

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