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オーガニックコットンって?

オーガニックコットンは、オーガニック農産物などの生産方法についての基準に従って2〜3年以上の生産の実施を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬や肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことを言います。

また、オーガニックコットン製品とは、全製造工程(紡績、織布、染色加工、縫製など)を通じて、化学薬品や環境的負荷を最小限に抑えて、労働の安全や児童労働の社会的規範を守って製造した製品のことです。

●綿花栽培の農薬事情とその影響

普通の綿花栽培では、かなりの量の化学肥料と農薬が使われています。この農薬は、環境や農家の人たちの健康に影響を与えます。農民は農薬により健康被害を受け、年間2万~4万人もの死者が出ています。発展途上国による農業は限りなく農民の生活が犠牲になっているのです。またその労働力になっているのは、ほとんどが子供たちで、学校にも行けない状態なので、人権問題にもなっています。
また環境問題として、過剰な化学肥料が土壌に残ると地下水の汚染、土壌微生物の消滅などにより作物を育てる土壌の力が減少します。さらに灌漑によって地下水を組み上げることで収量を増やしていますが、地下水の枯渇も大きな問題になっています。


オーガニックコットンと通常のコットンの違い

以下のような違いがあります。

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さらに、オーガニックコットンは3年以上、農薬や枯葉剤を使用しなかった農地で収穫されます。
普通に栽培されたコットンと、オーガニックコットンでは品質そのものに違いはありません。しかし、生産過程や農薬の使用について厳しい基準に基づいて栽培された綿であるため、環境や農家に与える負担が大きく違うのです。

オーガニックコットンは、世界中の綿の生産料のわずか1%未満という希少なものです。
私たちがオーガニックコットンを選ぶと、オーガニックコットンの消費量が増えるので有機栽培農地が拡大します。
その結果、
・CO2の削減
・土壌や水質の改善
につながり、環境も人の健康も守ることができるのです。


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