祖父と祖母へ


#おじいちゃんおばあちゃんへ


こんなタグを見つけてしまったので、つい書いてしまいました。

私には母方の祖母と父方の祖父母がおり、母方の祖母はだいぶ前に亡くなりました。「じぃじ」は一人ですが「ばぁば」は二人いました。そのため、父方の祖母を呼ぶ前に住んでいる地域の名前をつけて読んでいました。

家を出るときに父方祖父母はまだ健在でしたが、当然何も連絡はしていませんでした。

今年に入り、父方の祖父が亡くなったことを先日知りました。覚えている限り、90近く。前立腺がんで手術したこともあり、長生きしたんだと思います。

祖父は私の実家から300キロ以上離れた地方に住んでいました。孫が私を入れて5人いましたが、そのうち2人は行方不明状態。私がそのうちの一人ですね。

悲しませてしまったことは悔やまれます。

田舎だったので、軽トラックの荷台に乗せて走ってくれたり。川遊びに連れて行ってくれたり、夏休みにたくさん遊びました。

小さい頃は私が一番上であり、まだ頭も良く(徐々に怠けだしたら落ちるのはあっという間ですね)、自慢だったのか知り合いに色々と話していたようでした。

子どもながらに嬉しかったですね。

私の成人後、「じぃはな、いちからのひ孫を見るまで死ねない」とよく話していました。

その言葉が重くのしかかり、電話はあまりせず。家を出てからも、居場所がバレるのが怖く、何も連絡をしませんでした。

母がどのように、私との経緯を説明しているかはわかりません。きっと、私が悪いのだと、同性愛者が悪いのだという話をしているかもしれない。

「私は元気だよ。今楽しいよ。素敵な人ができたの。大事にしてくれて、愛してくれてるよ。もちろん私も、相手のこと支えてるよ。ひ孫はね、抱っこさせてあげられないけどね、関わる子どもたちに、おじいちゃんのおかげで詳しくなったお茶のこと、話したりしてるよ。」

もう会えない祖父に、墓参りもできない今。私は何度もそう思って過ごしています。

お墓参りに行きたいですね。その時は彼女と一緒に。生前の間に紹介出来なかった最愛の人を紹介したいですね。

それとも、孫の中でも、悲しい思い出が多いから顔を見せないほうがいいのか。亡くなる前にやはり、聞けばよかったのか。後悔先に立たず。

祖父との思い出のお茶を今度買いにいきます。

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