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残された人生でなにを成す!

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

「残された人生で、あなたはなにを成し遂げたいですか?」

この問いは一見簡単なように見えて、実は奥が深いような気がする。今日までの人生においては、なにかを成し遂げた経験は少なくとも1つはあると思う。僕は以下を列挙する。

学業からの卒業、各種部活動での成績、念願であった1mを超える烏賊を釣り上げた事、新高山の登頂、フルマラソン、トライアスロン、ホールインワン、涙のラーメン店オープン、毎週購入していたロト6が当たった、一流芸能人の髪をカットできてうれぴー。

だけど、なにかを成し遂げた後こそ、実は一番大事だと思うのです。

なにかを成し遂げた安堵感から、普通の人だったらそこで満足してしまうのがほとんどではないかと推察します。
「余はこれで満足じゃ。これをもって野に下る。余生は静かに過ごすのじゃ」

一方で、なにかを成し遂げた後のことをちゃんと見据えているごく一部の人たちは、やはり考え方が異なる。
「朕はやっとスタートラインに立つことができた。これもひとえに同志たちのお陰である。だが大事なのはここから。まだまだ朕の挑戦は続いていくゾ。みなのもの、今宵は大いに飲み、また明日から進んで参るぞ!」

こう見るとやはり後者の「朕」の方を正解にしたいと僕は思います。

「危険は喜びの最中にやって来る」なんて言葉があります。なにかを成し遂げたのなら、それは大いに喜び祝うべきだと思います。現に僕もそうでしたから。

だけどネ、そんな喜びの中にずーっと浸っていると、いつの間にか危険が忍び寄っていることに気づかないのであります。結果、勢いが衰え目標を失い狼狽してしまうのです。運が悪ければ奈落の底に転落してしまう可能性もあります。

なので喜び祝うのはその日まで。朕の言う通り、明日からまた進んで行かないとならないのです。つまり、人生は継続なくしてはなにも成し遂げることができない運命にあるのです。

人生は今が一番若い。って事は、過去を顧みるのではなく、今日から新たになにかを成し遂げる為に生きて行くことが肝要です。

でもそんな大それた目標を掲げなくても全然OKです。目の前にあることでもOKです。例えば一日一善でも、1日1回誰かを笑わせるだけでも十分なのです。

大事なのは継続することなのです。

そうと決まったら即実行!

僕はマウスウオッシュで口内を洗浄してから、玄関のドアを開けた。

庭に出ると、ちょうど目の前の道を歩いているご婦人を発見!

羽織っている白いカーディガンが清々しい。

「こんにちは。今日は良き晴天ですネ?」

僕の問いに頬が緩んだご婦人。あと一息だ。

「これから買い物ですか? さすれば今夜の晩御飯は、蛸飯でしょうか?」

決まった。これでご婦人は笑い声をあげるだろう。そしてポシェットから、ハンケチを取り出し、目元を拭うはずだ。

「いいえ。今夜は近所の方々をお招きして魚卵パーティですの。うふっ」

まさかのカウンターに、僕は吹き出してしまった。

「ハハハハハッ。魚卵パーティですか。それではどうぞお気をつけて」

ご婦人はこちらに軽く会釈をすると、優雅に通り過ぎて行った。

まさか魚卵パーティを催すとはネ………。

嗚呼…面白くてお腹が痛い…。


そのあとも僕は庭に出ては、通りすがりの人たちに声をかけ続けた。


これだから人生は面白いよネ☆彡



【了】




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