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今年もアイツがやって来た!

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

昨日の風と言ったら凄まじかったですよネ!
暴風と言うか、時に突風も吹いて、様々な物が僕の周囲で飛び交っておりました。
コンビニのビニール袋、空き缶、リポビタンファインの瓶、案山子、折れた枝、ミミズ、蛾、猫。

つまり春一番が吹いたと言う事は、今年もアイツが目覚めたという証だ。
そう、スギ花粉の襲来です!

僕はスギアレルギー。
この時期から4月末まで、スギと戦い続けなくてはならないのである。

昨日も目の前を猫が飛んで行ったあとで、僕は山側を見ました。すると、およそ20mをゆうに超えるスギの木が、色づいておりました。さらに上空では、突風が吹く度に、空が茶色というか黄色というか、何かが飛んでいるのを目視にて確認しました。

あれは黄砂ではなく、確実にスギ花粉だと、僕の目と鼻が認知しました。

「嗚呼…スギ花粉野郎のせいで、目が痒い…洟も垂れてきた」

僕は常備してある花粉用の目薬を点眼し、ふわふわティッシュで洟を拭いた。

これからの時期、僕は幼い微熱をまといながら、日に10回以上点眼しながら、日に1箱のティッシュペーパーを使ってしまうくらい、スギ花粉と戦わなければならない。
かれこれ、20年近くの戦いになる。

もういい加減、いい加減にして欲しい。

そんな僕の声とは裏腹に、花粉産業みたいなのが乱立し、現在では花粉産業界の売り上げは年間、なんと2兆円を超えるのだから始末に負えない。
目薬、ゴーグル、鼻洗浄、マスク、注射、空気清浄機などなど。

これだけスギ花粉に苦しむ大勢の民がいる一方で、人生の成功者のように立ち振る舞う花粉産業界の人たちについて、僕は大いに感謝はするけど、絶対に友達にはなれないと感じた。

国はスギの木を植え替えているみたいだけど、何百年かかるか分かったもんじゃない。

あとは認めたくはないけど、スギ花粉と上手に付き合っていくしかない。
でも、この苦しみを知らずに、悠々と偉そうに高い所からスギ花粉を飛散させるスギの大木に対し、せめて一矢報いたい!

そこで僕は花粉野郎たちが落ち着い22時に、玄関のドアを開けた。
全身黒づくめの服を着用し、もちろんゴーグルとマスクも着用し、目的地に到着。誰にも見られていない。

およそ30mを超える、スギの大木の前に僕は立った。

「20年間の恨み…今こそ晴らしてくれるわ!」

僕はスギの大木に前蹴りをした。
右足の裏がジンジンしてくると、左足に変えた。
その時だった。
僕の股関節に違和感が走った。

夜襲は失敗に終わり、スギのあざ笑う声を聞きながら、僕は自宅へと退却したのであった。

みなさん、今年も花粉対策は万全に!


【了】

僕の恨みを晴らしてくれるのは、もはや彼しかいない!



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