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根をはっているからこそ、力強い

 夏の暑さの中、草抜きをする機会が増えてきました。
 抜いても抜いても、草は後から後から生えてきて、2,3日目を離すと、辺り一面を緑で覆っています。
 
 それでも、続けて草抜きをしている内に、自分なりの工夫もつかめるようになりました。
 
 草も地面から上の部分をたくさんむしっても、根っこが残っていると、すぐに生えてきます。生命力のなせる業ですが、うまく整備するためには、やはり根から、ごっそりと抜かないと、せっかく時間と労力を費やしても、あまり効果がありません。
 
続けて草抜きをしていると、草ごとの特徴もつかめてきます。
 
 ある草は、横にゆすりながら抜くと、綺麗に抜けます。
 ある草は、下の方まで伸びている根を感じながらゆっくり抜くと、根元からごっそりと抜けます。
 ある草は、地面の表面を伝うように広がっているので、抜くというより、スコップなどで、地面を削り取るようにすると、はがれていきます。
 
 一番、まずいのは、焦って、あるいは急いで、力任せに抜こうとする事です。
 そうした瞬間、葉っぱや茎の部分だけ切れてしまい、根が残ってしまいます。
 根だけを抜くのは、今まで以上に時間と力が必要になります。
 
 たかが草抜きですが、されど草抜きです。

根から抜けた草

 けっこう、自分の経験を観察しながら行っていると、それなりに学ぶもあります。
 また、抜いた草の根を見ながら、根にまつわる名言が実感を伴って胸に響いても来ました。

・何も咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ(やがて大きな花が咲く)
・根深ければ、葉枯れず
・夢はでっかく、根は深く

 根がしっかりしていると、「成長」が加速します。
 
 また、大木は、地面を境に根と枝葉は対象になっていると聞きます。
 地上に大きく枝を伸ばし、葉を茂らせ、実をつけるでっかい木ほど、地面の下には、それと同じくらいの根が生えているそうです。
 
 生命力の根源としての「根」。
 草抜きで格闘しながら、私の「根」も鍛えられているのかもしれません。
 
 
 草抜きで、その根っこと格闘しながら、逆に、励まされる毎日でもあります。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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