読書紹介35 「魔球」
感想
結末を知ると、なるほどそうか!と今までの張り巡らされていた伏線の意味が回収されて、空いていたパズルのピースががっちりとはまり、爽快感と言うか、あは体験と言うか、楽しかったと感じました。
分かってみると、犯人の言動から、その性格?個性?が見えてきて、なぜ、そんな描写があったのかの意味もつながりました。
ミステリー作品でよく、読む人が、読んだ本文だけでなぞ解きできかどうか、「フェアかどうか」が問題視されるときがありますが、ちゃん情報提供されているところもさすがです。
学園ミステリーとして、登場人物たちの気持ち、心の揺れも感じることができて、とてもおもしろかったです。
東野さんの作品に「外れはない」というのは、本当だなと改めて、この初期のころの作品を読んでも感じました。
また、学園ものから本格推理、理系ミステリーなど、様々なジャンルで書き分けされていて、これだけのものを毎年生み出されるさ創作の秘密も知りたくなりますね。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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