習慣になってきたら「深める」~工夫すると続けられる。
習慣になってきたら、次は「深める」。
具体的に言うと、工夫することです。
継続できなかったり、行き詰ってしまったりするのは、いつも同じことを繰り返しているかだと気づきました。
飽きる、マンネリに陥るから、いい加減になったり、今日ぐらい、いいかとやめてしまったりするからです。
同じことを繰り返すのは、考えずにできる分、楽ではありますが、手を抜ける分、やめる方向へ流れやすく、行き詰ります。
そこで、いろいろと手を広げるのではなく、深める方向へ行くと、うまくいきます。そして、不思議と後から広がります。
例えば、「履物をそろえる」こと。
初めは、習慣になるまで、とにかく、むやみやたらに玄関の履物をそろえていました。意識しなくても、気付いたらそろえられるようになりました。しかし、そこで工夫がなかったので、だんだんといい加減になっていきました。「何でもいいから、とにかくそろえればいいや」といった感じです。
すると、不思議なもので、そのいい加減な気持ちでやっているのが、「そろえ方」に表れてくるようになりました。考えもなしにただそろえる、機械的にそろえるといった感じです。だから、そろえても、そろえても、すぐに乱れるようになりました。
はたと気づいて、「工夫」を考えるようになりました。
例えば、家族ごとに、靴の場所を決めます。これだと、あちこちに脱ぐことがなくなります。どこに自分の靴があるか探したり、迷ったりしなくなります。
例えば、用途に応じて靴の置き方を変えます。平日は通勤、通学用の靴がメインになります。でも、休日は、お出かけ用のカジュアルな靴になります。なので、日によって、玄関に出しておく靴を意識してかえておくと、スムーズになります。
また、ずっと玄関に出しっぱなしにならないよう、定期的に、下駄箱にしまう、点検する日などをつくると、玄関に出ている履物の絶対数が減ります。
以上の事が毎日できるわけではありませんが、こうやって工夫を考えて、うまくいく経験をするだけで「楽しく」なります。その楽しさが継続の原動力にもなります。
また、今回の靴のことであれば、「そろえる」ことから、「靴を磨く」ことへも広がっていきました。履物をそろえる段階で、靴を手にするので、汚れやかかとのすり減りにも気づくことが増えます。それが、「磨く」「メンテナンスする」方向へ広がりつつあります。
たかが「履物そろえ」。されど「履物そろえ」です。
毎日同じこと、習慣を行っているのが人生ともいえます。
顔を洗う、歯を磨く、食事をする、風呂に入る、掃除する・・・。
一つ一つは、「小さな」事ばかりです。
でも、それを面倒くさがったり、いい加減にしたりすると、うまくいかなくなります。生きる以上、避けては通れない事でもあります。
であれば、なおさら、日常の小さなことをいい加減にしないで、少しでもより良くしていくと、人生が輝いていくのではないかなあと思いました。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。
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