【映画感想文】パーフェクトブルー

今回は映画感想文です。
※ネタバレ普通にあります

ちなみに、この映画を観たのは約１ヶ月前…
公開25周年、マッドハウス50周年記念上映として全国51館で4Kリマスター版が上映されていました。
概要はこちら

竹内義和の同名小説が原作の、本格サイコサスペンスアニメ。キャラクター原案は漫画家の江口寿史。アイドルグループを脱退し、新人女優として活動を始めた未麻は、自分の意向とは裏腹に舞い込む、過激なグラビアやＴＶドラマの仕事に戸惑いを隠せない。だが、彼女の周囲でその関係者を標的とした殺人事件が次々と発生し始めて--------。今敏初監督作品。

マッドハウス公式サイトより

1998年2月28日公開とのことで、観ていると25年前の文化も垣間見えます。
まず、ケータイがなくて一人暮らしでも固定電話とファックスがあり、インターネットはワールドワイドウェブと呼ばれていました。
私はギリギリ現物を見たことがありますが、出てくるパソコンが立方体！！四角い！！あと画面が丸い！！テレビデオ！！まだビデオテープ！！etc…
ストーリーとはほとんど関係ないですが、こういった画面の端に入った小物から時代を感じて、そこだけでも十分に楽しめてしまいました。

ストーリーはありきたりな感想ですがとにかく怖かった。どんどん様子がおかしくなっていく様、書いた記憶はないのに自分のことが詳細に記されてる日記、死んでしまったはずの観賞魚、身近な関係者がどんどん死んでいき、たびたび見える自分の本音と幻想。
体調不良のときに1番見てはいけないタイプの映画で、鬱の時に見る悪い夢って印象でした。
統合失調症ってこんな感じなのか…特徴がすごい出てた気がします…。
物理的にグロテスクなシーンもありましたが、私は最後の未麻の一言が1番グロテスクでした。最後にそれを言えてしまうの？あれだけの目に遭っていながら？

あと、キャラクターの顔の作画がけっこう特徴的でしたが、私の友人に「顔がおかしいやつは100%おかしいから、私は見た目で全て判断する。」って尖ったことを言う人がいるんですけど、その言葉がよく当てはまってたなと、思い返しています。

ああ、こわかった…でももう一回くらい見てもっと考察したい気もする。心が健康なときに観るようにします。